300億円詐取メンバーに“激辛女王”「鈴木亜美」の夫も加担 中高年女性を狙う投資話にご用心

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箔付けに昭恵夫人

 警視庁捜査2課に、セミナー運営会社「Regolith(レゴリス)」の飯田正己オーナーら3人が詐欺容疑で逮捕されたのは、2021年11月のこと。12月に不起訴処分となったものの、飯田オーナーは投資詐欺紛いの商法で知られた人物である。その「側近」が、バラエティ番組で「激辛女王」として再ブレイク中の歌手、鈴木亜美の夫だったことは知られていない。

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 鈴木が5年前に結婚したK氏は、ブライダル会社を経て、15年4月、「ロゼッタHD(ホールディングス)」に転職している。このロゼッタHDでトップを務めていたのが、飯田オーナーだった。

 同社は、中高年女性をターゲットにして資金を集めていた。傘下の会社が運営するイベント団体「Hana倶楽部」に参加した会員に、1~3割の配当を約束したうえでゲーム機やミネラルウォーターへの投資を持ちかける商法を展開。会員向け季刊誌「Brilliant」には安倍晋三元首相の昭恵夫人らを登場させて箔付けに使い、300億円近く集めたと見られる。

 だが配当はおろか元本も返済されず、被害者が続出。会員に自殺者も出て社会問題化したため、事業を引き継ぐ別会社として設立されたのがレゴリスである。16年7月、K氏はレゴリスの取締役になり、複数のグループ会社でも代表に就いた。

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