300億円詐取メンバーに“激辛女王”「鈴木亜美」の夫も加担 中高年女性を狙う投資話にご用心

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瓜二つの被害

 先に触れた飯田オーナーら3人の逮捕は、都内在住の女性に架空の高齢者施設事業をもちかけ、所有不動産をノンバンクからの借金の担保に差し入れさせた疑いだった。同じ女性から1億円を騙し取ったとして再逮捕もされている。結局、詐欺の立証に困難が生じて3人は不起訴となったが、K氏は、このケースと瓜二つの被害を生み出していた。

 レゴリスの元幹部が打ち明ける。

「Kは名古屋市内に住む77歳女性に、“レゴリスはシニア世代向けの社会貢献事業を展開しています”と売り込みを図りました。そのうえで、“長野にシニアのための施設を建設する予定で、その資金援助をお願いできませんか?”と持ちかけたのです」

 名古屋の女性はK氏の口車に乗せられて資金を出し、担保のための不動産も差し出した。その被害総額は7600万円にも上る。

 K氏は逮捕を免れ、レゴリスのメンバーはシャバに戻った。世の中高年女性は引き続き、甘い投資話にご用心を。

「週刊新潮」2022年1月13日号「MONEY」欄の有料版では、K氏が担った役割とその手口を詳報する。

週刊新潮 2022年1月13日号掲載

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