伊藤健太郎が初めて語る主演映画「冬薔薇」 監督からの“聞き取り”で丸裸にされた自分

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 2020年10月にバイクとの接触事故を起こして逮捕されるも、2021年3月に交通事故の道交法違反とひき逃げ容疑の救護義務違反ともに不起訴処分となった俳優の伊藤健太郎(24)。同年5月、週刊新潮は伊藤の「独占告白」を掲載したが、その約1ヶ月後、「再始動後初主演映画」のオファーがもたらされた――。

 その映画とは、今年6月公開予定の「冬薔薇」。阪本順治監督のオリジナル脚本で、伊藤演じる「ろくでなし男」が、ある事件をきっかけに生まれ変わる姿が描かれる。

 伊藤本人が語る。

「この映画の話をいただいたのは21年6月くらいでした。最初に聞いた時は“ウソだろ”と思いました。カメラの前でお芝居できるのはもっと先のことだと思っていたので、再始動して間もない時期にお仕事をいただけること自体がビックリでした」

 昨年6月の再始動以来、伊藤はファンクラブの開設や舞台の主演など、順調に歩みを進めてきた。だが中には、オファーはあったものの決定に至らなかった仕事もあるという。

「やっぱり作品の作り手さんやスポンサーさんにとって、今の自分はなかなか受け入れるのが難しいものだと思います。事故で怪我をさせてしまった方や、ご迷惑をおかけした方が嫌な気持ちになるのではないかということは、自分も仕事が決まる度に考えますから。だから映画のお話をいただいた当初は、途中でダメになることも覚悟していました。お声をかけていただけるだけで有り難いなと。でもこうして無事に撮影を終えて、22年6月の公開が決まったということに、本当に感謝しています」

 阪本監督は脚本を書くにあたって伊藤から生い立ちなどを聞き取り、そこから見えてきたものを映画の主人公「渡口淳」に投影させたという。

「阪本監督とは今回初めてお会いしたんですが、“なんでこの人はこんなに聞いてくるんだろう”と思うくらい根掘り葉掘り聞かれましたね。でも、不思議と監督には何でも話せてしまったんです。自分の若気の至りの部分だったり、思春期に抱えていた感覚や感情だったり……。“大丈夫かな、あんなことも言っちゃったけど、やっぱり映画の話はなかったことに、なんてことにならないよな”という思いがよぎるくらい、自分の恥ずかしい部分や隠したい部分も全部さらけ出すことが出来ました」

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