紅白“大ゴケ”の原因は若者への過剰な媚び 初めて演歌、歌謡曲の歌手が3割以下に

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 2年ぶりに観客を招いて開催された、先のNHK「紅白歌合戦」は歴史的な低視聴率に終わった。大トリやエンディングを含むことから、瞬間最高視聴率を記録することが多い第2部(21時~11時45分)でも34.3%(関東地区平均)と不名誉な記録を更新。いったい、何があったのか。

 スポーツ紙記者が言う。

「コンセプトは“カラフル”で、多様性の尊重が最大の眼目。MCを務めた俳優の大泉洋(48)や川口春奈(26)、局アナの和久田麻由子(33)らは、男女を超えて出場者を等しく応援するということで『白組司会』や『総合司会』ではなく、単なる『司会』とされました。時代の変化に即した演出が随所に盛り込まれてはいたのですが……」

 数字が伸び悩んだ最大の理由はNHKが断続的に進めてきた、ある取り組みにあると指摘する。

「NHKは2002年に演歌や歌謡曲系の歌手を54組中21組と全体の半数以下に減らし、以来、その比率を下げ続けてきた。今回の出場は細川たかし(71)、石川さゆり(63)など43組中わずか13人。初めて3割を切ったんです」

 番組関係者たちは、この方針転換で“若者向けのブランディングに成功した”と自画自賛してきたという。

「実際は“視聴者の核”である高齢者を見限り、若者世代を重視する路線に変えただけ。これがシニア世代の紅白離れにつながった」

 では、秋波を送られた若者たちはどこに行ったのか。

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