乃木坂卒業から3年、女優「若月佑美」の活躍 冬の新ドラマでは佐々木希の妹役に

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最近は「美容キャラ」も

 18年10月クールに放送された連続ドラマ「今日から俺は!!」(日本テレビ系)でスケバン女子高生を演じた際には、橋本環奈のぶりっ子演技の背後でしっかりとリアクションを取っていたのである。視聴者の90%以上は橋本のぶりっ子演技を見ている……という状況のハズなのだが、ちゃんと演技をしている。テレビドラマと違い、カメラのない演劇は常に観客の目にさらされている。そのクセが出てしまったのかもしれないし、もしかしたら“真面目キャラ”が発揮されたのかもしれない。

 連ドラでは「私の家政夫ナギサさん」(TBS系)、「共演NG」(テレビ東京系)、「結婚できないにはワケがある」(朝日放送テレビ製作)などで脇役として見せ場を作ってきた。昨年秋に放送された「アンラッキーガール!」(読売テレビ製作)でも、男運と対人運がゼロで自己肯定感が低く、寂しがり屋のヘアメイクを好演したことが記憶に新しい。今年1月クールの新ドラ「ユーチューバーに娘はやらん!」(テレビ東京系)に主演・佐々木希の妹役で出演する。まさに地道に積み上げた実績が今につながっているといえよう。

 さらに最近は“美容キャラ”の側面もある。過去にも乃木坂46の“an・an美脚選抜”の10人に選ばれたこともあり、スタイルは抜群だ。その実績を買われて20年4月からファッション雑誌『Oggi』(小学館)の美容専属モデルを務め、21年9月号では初の表紙に起用されるなど、モデルとしても活動の幅を広げている。20年6月にはオンラインサロン「未開発区域」をオープン。同年12月にはその公式YouTubeチャンネルとなる「未開発区域ch」を開設し、メイクやスキンケアなどの美容系動画や近況報告などを配信している。昨年8月下旬からは焼肉きんぐのCMにも出演、最後の「やるな〜焼肉きんぐ!」というセリフが印象に残っている人も多いのではないか。

 今後、さらに彼女は活躍の場を広げていくだろう。だが、軸足を置くのはやはり女優業に違いない。しかも舞台を中心として。そう考えれば、人生の伴侶が舞台俳優だったのも納得なのである。

上杉純也

デイリー新潮編集部

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