“裏金騒動”を告発した自民・泉田議員に地元では悪評 「猜疑心が強く、ドケチ」

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「耳の痛い話をする人は全員敵だと思ってしまう」

 04年の初当選以来、3期にわたって県知事を務めた泉田氏だが、

「知事選は自民党丸抱えでしたし、スタッフに缶コーヒー一本おごったとも聞かない」(同)

 ドケチの評判は国政進出を果たしてからも健在。県内の建設業者によると、

「星野さんには国政とのパイプがあり、良くも悪くも地元に仕事を作ってくれた。一方の泉田さんは地元にカネを落とすこともなく、こちらでは、彼を擁護する声はほとんど聞かれません」

 清貧もときに仇となるのが政治の世界。

 さらに、先の地元関係者はこんな見方も披露する。

「泉田さんは猜疑心が強く、耳の痛い話をする人は全員敵だと思ってしまう。先の衆院選では県連がまとまらず、彼の選挙区は保守分裂の闘いに。知事の1期目から後見人を務めてきた星野さんが彼を見限ったとの情報も乱れ飛び、星野さんの“金銭要求”に彼が過剰反応しただけではなんて囁かれています」

 吝嗇(りんしょく)家の泉田氏が選挙資金を出し惜しんだだけにも見える今回の騒動。星野氏の「全て思い出した」というシラジラしい発言と、その独特な髪形ばかりが注目される報道には、地元から戸惑いの声も聞かれるのだ。

「ワイドショーでは髪の乱れた星野さんの姿が繰り返し流され、ネットでは“カツラ”疑惑まで持ち上がっていました。実は、星野さんは頭部の右側の髪が薄く、左側の毛を肩まで伸ばして右に向けて掻き上げる“ワンレン”スタイルにしているんです。普段はスプレーで完璧に固めていたのに、今回は乱れがち。突然のことによほど狼狽(うろた)えていたのでしょう」(同)

 犬も食わない喧嘩である。

週刊新潮 2021年12月16日号掲載

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