“職場に秘密警察がいる!”立て続けの”不祥事”報道に「テレビ朝日」社内は疑心暗鬼…恒例の新年会も中止

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1万2000円の領収書

 そして今月2日に放たれた“第3弾”に、スポーツ局はいよいよ震え上がったのだった。今度は、スポーツ局幹部が部下の30代女性社員と逢瀬を繰り返しているという「社内不倫疑惑」。記事中には、“1万2000円の領収書”が取り上げられ、〈この日、二人は生放送対応で深夜まで残業していた。残業後、二人で飲食した経費を請求したのではないか〉と語るテレ朝関係者のコメントが掲載されていた。出張先の北九州で撮影されたツーショット写真まで。まさしく総力取材で、二人の不倫関係が暴かれているのである。

 ある若手社員は、こう本音を漏らす。

「社員とタレントや女子アナとの不倫ならばわかるのですが、社員同士のプライベートな関係までも暴かれたのには驚きました。不倫された妻が告発しているわけでもない。公金が流用されたという類の話でもないですし」

 とはいえ、あまりに凄まじい記事内容に、職場で気安く同僚に話しかけられるような空気はなくなってしまったという。

「職場に文春と通じた“秘密警察”がいるようなものです。迂闊に何かを喋ったら、どんなかたちで自分に返ってくるかもしれないと、みんな怯えています」

今年も新年会は中止に

 報道の煽りを受けたのではないかと囁かれているのは、テレビ朝日が毎年1月に開催している「テレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式」および「テレビ朝日スポーツ新年会」である。スポーツ局が主催し、港区・芝公園のザ・プリンス パークタワー東京に各スポーツ協会の重鎮や選手ら1000人以上の来賓を招いて行われる立食パーティーだ。今月初めに、昨年に続き今年もコロナ禍を理由に中止とするという連絡が関係者に入ったのだが、「文春砲が影響したのでは?」と言われているという。

「政府の行動規制が緩和されてからは、スポーツ関連の受賞パーティは軒並み再開しています。スポーツ局だけの事情ではなく、『報道ステーション』のスタッフによるコロナ禍で飲み会が問題視された過去も気にしているのかもしれません」(某競技団体関係者)

 テレビ朝日広報部に聞くと、

「ご指摘のような事実はありません。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止との判断に至ったものです」

 との回答。とはいえ、お屠蘇気分でお客様をお招きできるような状況ではないのであろう。

デイリー新潮編集部

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