「ぺこぱ」はお笑い第7世代の出世頭 来年は「霜降り」を抜き去りドラマ出演か

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今年はさらに仕事の幅を広げた

「“ノリツッコまないボケ”“誰も傷つけないツッコミ”“否定しないツッコミ”と言われる新しいスタイルの漫才は、ダウンタウンの松本人志さんから『新しいジャンルを切り開いた』とまで評されました。M-1で注目されたことでバラエティに引っ張りだことなり、『時を戻そう』のフレーズは昨年の流行語大賞にノミネートされたほど(トップ10入りは逃す)。ロケやレポート、トークやガヤまでできるテレビタレントとしての才能と人気が認められ、『2020タレントブレイクランキング』では1位を獲得しました」

 ならば、20年がピークということでは?

「今年になって彼らは、仕事の幅をより広げてきました。まず、日テレの『サッカー★アース』のMCに就任しました。シュウペイのサッカー通が認められての起用ですが、彼は全国高校選手権の決勝大会に神奈川代表として2年連続出場し、プロを目指していたほど。松陰寺も野球少年で、スポーツ番組への対応は問題ありません。TBSの情報番組『ヒルナンデス』では金曜レギュラーに収まり、ラジオではニッポン放送の『ぺこぱのオールナイトニッポンX』のパーソナリティを務め、フリートークも高く評価されています。またEテレ『天才てれびくんhello,』のレギュラーにもなり、子供番組にも進出しています」

ぺこぱがウケるワケ

 特番ながら、12月4日には「ぺこぱのローカル鉄道寄り道旅」(テレビ東京)にも出演した。

「太川陽介&蛭子能収から受け継ぐ形でした。これがレギュラー化されれば、彼らの株がさらに上がるのは間違いありません」

 まだ注目されている点がある。

「演技力です。『THE突破ファイル』(日テレ)の再現ドラマ“突破交番”に昨年から出演していますが、彼らの演技力にはMCの内村光良さんも太鼓判を押しています。11月25日の放送では、ゲストの王林が号泣するほどの迫真の演技が話題となり、俳優としての才能も秘めています。シュウペイは『俳優もやりたいから芸人を踏み台にする』といった発言までしていますから、ドラマ出演も近いでしょう」

 どこがウケているのだろう。

「シュウペイはおバカキャラで、いじられて面白く、ルックスも可愛いと子供ウケします。一方の松陰寺も『時を戻そう』などマネしたくなるフレーズを持っていて、あの見た目も子供ウケするキャラなんです。コア層や若年層にウケているのもテレビ局が起用する要因の一つですが、それだけではありません。ロケもそつなくこなしフリートークもできる。スポーツ系にも強く、再現ドラマでいい味を出す。松陰寺は『政治番組をやりたい』と言うほど、コメンテーターとしても意欲を見せています」

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