秋篠宮さまが会見で破った“タブー” 小室さんへの“名指しでのご批判”はなぜ問題なのか

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皇族の結婚は「私的事項」か

 周囲の諫言も顧みず、自らの思いを貫いた眞子さんを育てたのもその教育である。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大名誉教授が言う。

「秋篠宮さまご自身が、お若い頃からナマズの研究という名目でタイに頻繁に旅行されるなど、自由に過ごしてこられました。また2007年にはマダガスカル、10年にはラオス、そして17年にはハンガリーへと、眞子さんを伴って私的旅行をなさってきた。会見で眞子さんについて『常に公的なものを優先している』と話されたのは、秋篠宮さまご自身が“公務さえしていればあとは自由”とお考えだからなのではないでしょうか」

 が、皇族の結婚は必ずしも「私的事項」とは言い切れないという。

「一連の儀式や品位保持のための一時金など、多分に公的な部分が含まれています。眞子さんは結婚そのものより、私的な恋愛感情を優先したことで国民の理解を得られなかったのだと思います。今回の秋篠宮さまのご回答は、その点を踏まえておられない、あるいは理解しながらも触れないでおられるように感じるのです」(同)

 結婚会見で眞子さんは、自身を応援してくれた人々だけに感謝の言葉を述べ、それ以外はあたかも“敵”であるかのような物言いに終始していた。

「自由恋愛で紀子さまを選ばれ、昭和天皇の喪中に婚約された秋篠宮さまは、眞子さんも自由放任で育てられてきました。それが、ある時期から女性宮家の話などが浮上し、眞子さんとしては“話が違う”と、いわば裏切られた思いを抱かれたのではないでしょうか。それまで自由になさってきただけあって、“不自由”な生き方となる前に皇室を出たいと願う気持ちが強まったとしても、無理からぬことだと思います」(同)

週刊新潮 2021年12月9日号掲載

特集「誕生日会見で『小室圭さん』を全否定 『放任教育の果て』を省みない『秋篠宮』」より

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