巨人が「西川遥輝」を本格調査 もし獲得なら…OBが教えるファンを納得させる方法

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 日本ハムを自由契約となった西川遥輝(29)について、複数のスポーツ紙が「巨人が獲得調査」と報じた。担当記者が言う。

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「読売グループの報知新聞だけでなく、サンケイスポーツやスポーツニッポンも記事を配信しました。特にスポニチの電子版は、かなり詳細に描き込んでいました。足が速く選球眼が評価されている西川は1番打者の候補となる可能性があるとし、同じ日ハムから巨人に移籍した中田翔(32)との相乗効果も期待できると書いたのです」

 サンスポの場合は、背番号「7」を準備していると伝えた。巨人ファンならご存知だろうが、広島に移籍した長野久義(37)が使っていた番号だ。

「一方で、西川獲得に否定的なメディアも少なくありません。日刊ゲンダイは巨人に左バッターが多いことを理由に、同じ左打者の西川の獲得に否定的な見解を伝えました。J-CASTニュースは西川が日ハム時代、後輩に“圧力”をかけるような態度をしていたと指摘、“人間性”に問題があるとの記事を配信しました」(同・記者)

 Twitterを見ると賛否両論が入り乱れ、文字通りの“百家争鳴”という状態だ。

咬ませ犬&保険

 そこで、かつて巨人にFA移籍した野球評論家の広澤克実氏に取材を依頼した。

「いくら西川くんが俊足だと言っても、まさか代走要員で獲得するはずもありません。巨人が彼を獲得した場合、肩が弱いためレフトを守らせるでしょう。しかし、本来レフトには新外国人を起用したいと考えているはずです。こう考えると、巨人が西川くんに何を期待しているかが見えてくるのではないでしょうか」

 有望な外国人選手を獲得しても、ライバルがいるのといないのとでは緊張感が違う。言葉は悪いが、西川には新外国人の“咬ませ犬”としての役割が検討されているようだ。

「新外国人が期待外れに終わった時の保険という側面もあると思います。率直に言って、西川くんは実力だけが評価されて調査対象になったのではないと思います。新外国人にレフトを守らせたいという方針があり、その補強として西川くんに関心を示しているのでしょう」(同・広澤氏)

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