日ハム、新庄ビッグボス支えるコーチ陣発表 地味な人選から見えてくる狙いとは

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「ちょっとデブじゃない?」

 11月4日の監督就任会見以降、完全にプロ野球界の話題の中心となっている日本ハムの新庄剛志新監督(ビッグボス)。視察に訪れた秋季キャンプでも、今季一軍出場がなかった清宮幸太郎に対して「ちょっとデブじゃない?」と減量を促し、一軍で1試合の登板に終わった吉田輝星に対しては「めっちゃ速くね?」とストレートを絶賛するなど、独特の言い回しで注目を集めている。

 しかしその一方で、選手に対しては故障しない体作りや、低くて強い返球を求めるなど、派手な見た目とは裏腹に、野球の基本となる部分に触れており、指導者としての資質を期待する声も高まっている。そして、チームとして極めて重要となるのが“ビッグボス”を支えるコーチ陣ではないだろうか。11月18日に来季の一軍、二軍を含めた体制が発表された。コーチ陣は以下のような顔ぶれとなっている。

比較的穏やかな人事という印象

<一軍>
監督:新庄剛志
ヘッドコーチ:林孝哉
投手コーチ:武田勝、加藤武治、島崎毅
野手総合兼打撃コーチ:金子誠
バッテリーコーチ:山田勝彦
内野守備走塁コーチ:稲田直人
外野守備走塁コーチ:紺田敏正

<二軍>
監督:木田優夫
投手コーチ:多田野数人
打撃コーチ:渡辺浩司、矢野謙次
バッテリーコーチ:山中潔
内野守備走塁コーチ:飯山裕志
外野守備走塁コーチ:上田佳範
育成コーディネーター兼投手コーチ:伊藤剛
育成コーチ:川名慎一

 基本的には今季も球団に所属していた人材の配置転換がほとんどであり、斎藤隆や鈴木尚典、石井琢朗といった大物OBを外部から次々と招聘しているDeNAなどと比べると、派手さはなく地味で、比較的穏やかな人事という印象を持ったファンも多いのではないだろうか。

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