Jリーグ、人気下位のチームは消失する? 新チェアマンに三木谷氏の右腕が就任

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上位クラブのみで「プレミアリーグ」を創設?

 さらに過激な構想もある。

「クラブ数が10からスタートしたJリーグは今、J1だけで20に倍増。そこで上位10~14クラブで“プレミアリーグ”を創設するというプランを温めているのです。人気上位のクラブは、下位クラブと戦うよりも、上位同士でだけ試合をした方が多くの集客が見込める。J1内で均等割りになっている放映権料の取り分も大幅にアップします」

 年俸が億単位のスター選手を擁し、2019年天皇杯、20年ゼロックス杯を制した金満の神戸はむろんプレミア組だ。一方、プレミアから外れたクラブの経営はいよいよ窮地に陥るだろう。

「ジリ貧のJリーグは、コロナ禍で一層苦境に立たされています。放っておけば早晩Jリーグ全体が沈没するでしょう。ならば、せめて生き残れるクラブだけは生き残ろうというわけ」

 日本沈没、もといJリーグ沈没の危機を島田氏は救えるのか。

週刊新潮 2021年11月18日号掲載

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