平手友梨奈、初主演ドラマはNHK「風の向こうへ駆け抜けろ」 騎手役で武豊と共演も

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2021年11月19日

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 平手友梨奈(20)の初主演ドラマの撮影が佳境に入り、競馬界のレジェンドで騎手の武豊(52)と共演した。作品はNHKの土曜ドラマ「風の向こうへ駆け抜けろ」(12月18日、同25日)。平手は女性騎手に扮する。撮影現場を訪れ、出演者らに話を聞いた。

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 平手はこのドラマについてこう語った。

「今回、初めてNHKのドラマに参加させて頂きます。また、女性騎手という役も初めて務めさせて頂きます」

 ドラマ主演は初めてである上、放送枠はNHKの金看板である土曜ドラマ。この物語は競馬を通じ、人生の負け組と目された人たちの奮起が描かれる。

 亡父が引退馬の世話をする養老牧場を営んでいた芦原瑞穂(平手)は中央競馬の騎手になる。憧れの仕事だった。だが、成績不振が続き、瀬戸際に立たされる。

 そんな瑞穂を迎え入れてくれたのが、地方競馬「鈴田競馬場」の緑川厩舎。もっとも、オンボロ厩舎である上、元騎手の調教師・緑川光司(中村蒼、30)はやる気が全くない。過去に八百長スキャンダルに巻き込まれたことが理由で、捨て鉢になっていた。

 板垣李光人(19)、小沢仁志(59)、大地康雄(69)らが演じる厩務員たちも頑固で融通が利かない上、一癖も二癖もあり、ほかの厩舎では使い物にならないと言われていた。

 だが、瑞穂の「勝ちたい」という強い意欲と馬主(うまぬし)に見捨てられた異形の馬が、負け組たちを変えてゆく。

 平手のドラマ出演は4月期のTBS「日曜劇場 ドラゴン桜」以来。今回の出演についてはこう語っている。

「ご一緒させていただく出演者の皆様、スタッフの皆様、そして御馬さんたちと、いい作品になるよう力を合わせていきたいです。競馬に詳しい方も、そうでない方も楽しんで頂ける作品になったら嬉しいです」(平手)

平手が醸し出す存在感

 一方、平手を起用したこのドラマの制作統括・内藤愼介氏は理由をこう語る。

「平手さんは自分の思いを届けようとする時、それを素直に伝えられる人。目力も強く、普段は少しおとなしく映りますが、役を演じる時の強い瞬発力は、観ている人の心に刺さる。もともと評価の高い人ですが、その理由は彼女の持つ瞬発力が生み出す存在感だと思います。理屈じゃない」(内藤氏)

 平手が醸し出す存在感には、視線を瞬時にして自分に集めてしまうような力があるという。

「だから今回のドラマは群像劇なのですが、平手さんには向いていた。中村蒼さん、小沢仁志さんや大地康雄さんらキャラクターの強い人たちがそろっている中、平手さんは存在感で負けていません」(内藤氏)

 平手の運動神経が良いところも芦原瑞穂役に生きたという。騎乗シーンは、安全面が考慮され、吹き替えで行われることが多いが、平手は可能な限り自分で乗った。誰でも出来ることではなく、運動神経が良い平手だから可能だった。

 キレキレのダンスを見て分かる通り、平手は騎乗のポイントの1つである体幹の強さも群を抜いている。

「競走馬は乗馬用の馬と違い、スピードもあります。しかし、彼女は馬を怖がらない人でもありました。また、騎手独特のモンキースタイルは、男性でも大変なのに、体幹が強くリズム感もある彼女は、傍目には無理なくこなしています。陰で努力をしているのだと思います。この点は騎乗指導の先生方も感心しています」(内藤氏)

 内藤氏は比嘉愛未(35)主演の連続テレビ小説「どんど晴れ」(2007年度前期)や綾瀬はるか(36)が主演した2013年の大河ドラマ「八重の桜」など多くの作品の制作統括を担当し、数々の女優を見守ってきた。平手はどんな女優になるのだろう。

「それはまだ分かりませんが、『誰々に似てる』というタイプにならないことは確かです。平手さんは平手さんしかいない唯一無二の女優になると確信しています」(内藤氏)

 ちなみに、収録現場での平手はリラックスしていた。共演者の多くは平手にとって年齢差もあり、今までも関わる機会がないタイプの人が多かったが、合間で冗談も言いあい、すっかり打ち解けている。

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