YouTuberてんちむも参戦 ラスベガスで開催中の参加費114万円「世界ポーカー大会」に大挙する日本人

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 このコロナ禍に、いまラスベガスではポーカーの世界大会が開かれ、世界中から1万人以上のポーカー愛好家たちが押し寄せているという。そこに海を渡った日本人が200人以上も大挙しているのだ。あのお騒がせYouTuberてんちむ(27)の姿も。渡航制限はまだ解除されていないのに、いったいなぜ……。

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参加費1万ドル

 ポーカー好きなら誰もが一度が憧れる舞台が、WSOP(ワールド・シリーズ・オブ・ポーカー)という名の大会だという。毎年6月から7月に2カ月間にわたって、ラスベガスで行われる世界最大のポーカーイベントだ。昨年はコロナ禍の影響で中止になったが、今年は時期をずらし、9月30日から11月23日までの日程で開催されている。現地に入っている日本人ポーカー愛好家が興奮して言う。

「会場のあちこちで日本語が聞こえてきます。コロナ禍にもかかわらず、こんなにも日本人が押し寄せていることにびっくりしました。200人はゆうに超えていると思います」  

 中でも、9日間にわたって行われる参加費1万ドル(約114万円)の「メインイベント」は最も権威のあるトーナメント。一回の参加で何カ月分の給料が吹っ飛んでしまうギャンブルだが、そんな高額なイベントに約70人の日本人がエントリーしたというのだ。

「今年のメインイベントは11月4日から始まり、全世界から6650人参加しています。ポーカーのトーナメントは、日を追うごとに、徐々に脱落していくサバイバル形式で、最後の一人になるまで競われます。今年の優勝賞金は約800万ドル(約9億円)。最低賞金は1万5000ドル(約170万円)で1000位までに入賞した参加者に付与されます。12日(現地は11日)に3日目が終わり、入賞者が決まったところですが、日本人も8人残っています」(同前)

てんちむも参加

 運に見放され1001位以下になってしまったら、参加費1万ドルは泡となって消えてしまう。そんなギャンブルに参加する日本人とは、いったいどんな人たちなのか。

「ポーカーだけで生活をしている本物のプロもおりますが、一番多いのは自営業者などカネに余裕がある愛好家たちです。夢をつかもうとなけなしの貯金を叩いて参加する若者たちも。日本ではいま空前のポーカーブームが起きており、カネを賭けずにポーカーに興じられる『アミューズメントカジノ』と呼ばれるスポットが次々と開店し、全国で100店舗を超えるほど活況を呈しています。そこでは、優勝するとWSOPメインイベントの参加費を得られるというトーナメントも頻繁に開催。日本で参加費を払って100万円以上もするポーカー大会の参加権利を競うのは、厳密には賭博罪に抵触する可能性があるのですが、運営側が『参加権をスポンサードする』という建前でやっているのです」(同前)    

 著名人の愛好家も増え始めている。豊胸ブラジャー騒動で一躍名を馳せたYouTuberのてんちむもその一人。まだポーカーを始めて2年というが、今年WSOPに初挑戦中だ。

「今回はテレビ番組の企画で参加したとのことですが、プライベートでも結構ハマっているともっぱらの噂。参加費1111ドルのイベントに挑戦したものの、敗退してしまったとSNSで発信していました。他にもモノマネ芸人の青木隆治が、メインイベントで4日目まで残るなど健闘中です」

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