路チュー不倫の「中川郁子」は苦戦 スキャンダルの余波で地元の支持を得られず

国内 政治

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 今回がラストチャンスとなりそうなのは、北海道帯広市などを選挙区とする北海道11区の中川郁子(ゆうこ)元衆院議員(62)。6年前、本誌(「週刊新潮」)に同僚の門博文前衆院議員との“路チュー”不倫が報じられた。その余波で、中川一郎から息子の昭一氏と受け継がれ、選挙の強さゆえ「中川王国」と謳われた選挙区を立憲民主党の石川香織前衆院議員に譲り渡し、郁子氏は比例復活もままならず。亡き夫・昭一氏の地盤を取り戻すべく、今回はまさに背水の陣、満を持しての出馬、のはずだったが……。

 地元町議が嘆息する。

「情勢は悪いよ。各社の世論調査で負けてるし、今回もダメだったら郁子は政治を辞めるだろうな。2回も落ちたら公認は得られない。“路チュー”で離れた支持者がなかなか戻ってこないんだ。あれがなかったら普通に勝てるんだけどな」

 天国の夫にも勝利を誓っているようで、

「今回も前回に続いて選挙事務所にニッコリした昭一さんの遺影を飾ってね。しかし遺影に郁子が手を合わせるのを見る度に、“路チュー”写真を思い出してしまうから皮肉なものですよ。どんな気持ちで手を合わせているのかなって……」

 殊勝な姿にも、どうにもこびりついて離れないあの光景。人の口に戸は立てられぬもので、やはり、あの一件が未だに地元でも尾を引いている様子だ。醜聞後の姿勢もまずい、と地元後援者が言う。

「どうしても対抗馬で石川知裕元衆院議員の妻、石川香織さんと比べられてしまうんですよ。香織さんは酒好きで、どんな会合でも最後まで残ってみんなに挨拶して帰る。でも、郁子さんは幹部だけに挨拶するくらいなんだよね。また、郁子さんが出席したある会合で、急遽香織さんが現れたりすると、“私は聞いていない!”と怒って帰ってしまうんですよ。並んで座るのが嫌なのではないですか」

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