路チュー不倫の「中川郁子」は苦戦 スキャンダルの余波で地元の支持を得られず

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マスコミ対応に問題

 さらにこの後援者が度々アドバイスしているのが、マスコミとの距離感だ。

「陣営の幹部はとにかくマスコミを大事にしろって諭しているんだけど、言うことを聞かない。石川さんが1時間取材を受けても、郁子は10分しか受けない。記者が“もう少し”と食い下がっても、ダメなの。すると記者の心証も悪くなるでしょう。必然、石川さんの方が扱いは良くなっている印象を受けてしまいます」

 よほどマスコミと口を利きたくないのか、郁子氏に架電するも、取材には応じなかった。

「郁子には、商社に勤める長男とフジテレビに勤める長女がいます。ニューヨークで小室圭さんを直撃した記者ですよ。でもどちらもほとんど地元に帰ってこないから、選挙に興味がないんだろう。かつて選挙区だった鈴木宗男さんの娘の貴子さんもこの選挙区では勝てないと思っているから、戻ってこない。有望な後継もおらず、また落選すれば、20年は議席を取り戻せないかもしれない」(同)

 火遊びが暗転させた王国の命運。その口から飛び出るのは敗者の弁か、それとも歓喜の叫びか。

週刊新潮 2021年11月4日号掲載

特集「『衆愚の審判』で楽園を追われる人々」より

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