サッカーW杯出場危機で「森保監督」解任の可能性も 加茂監督解任時の成績は
サッカー日本代表がかつてない苦境に直面している。ワールドカップアジア最終予選4試合を終えた時点で2勝2敗。チーム率いる森保一監督(53)の眼前に迫るは「解任」の2文字――。
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ホーム&アウェー方式となった1998年のフランス大会以降、緒戦3試合で2敗を喫した国は、漏れなく予選を通過できていない。日本は3試合終了時点で1勝2敗だったから、このジンクスをまさに地で行く、絶体絶命の危機である。
何より「解任」の声が広がる決定打となったのが、1勝1敗で臨んだ3戦目、10月7日の敵地サウジアラビア戦だ。後半26分、ボランチの柴崎岳が不用意にバックパスしたボールがセンターバック吉田麻也の背後に流れ、相手フォワードへの“絶好のパス”に。これで得点を許して敗れた。
「森保監督は疲れの見えた柴崎を後半になっても使い続け、交代させたのは失点してから。遅きに失した、あり得ない判断ミスだという集中砲火を浴びたのです」(サッカー担当記者)
批判は采配だけにとどまらず、そもそものチーム作りにまで及んでいる。
サッカージャーナリストの加部究氏によると、
「森保監督は五輪代表の監督も兼ねていましたが、それは森保監督が実力のある若手選手をA代表として積極的に起用すれば、チームに新陳代謝がもたらされるという狙いもあったはずです。ところが、現実はベテラン勢に頼る部分が大きいチームになっている」
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