サッカーW杯出場危機で「森保監督」解任の可能性も 加茂監督解任時の成績は

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監督を代えても

 例えば、左サイドバックには五輪で活躍した中山雄太(24)がいるが、A代表で起用されたのはベテランの長友佑都(35)だった。

「なんのために五輪代表とA代表の監督を兼任し、双方に目を届かせていたのか、という話です」(同)

 思えば、森保監督のクビの皮がまだ繋がっているのが不思議なのかもしれない。

「97年、代表監督だった加茂周氏は予選第4戦を終え1勝1敗2分けとなった時点で更迭され、後任を岡田武史コーチに譲りました。この数字に倣(なら)うなら、森保監督も3試合終了時に解任されていてもおかしくありません」(前出記者)

 メキシコ五輪得点王の釜本邦茂氏に聞くと、

「日本サッカーはパスサッカーを志向し、ボールを回す技術は上手くなりました。でも、それが試合の結果に繋がっていない。根本的に日本サッカーを見直さなきゃいけないと思います。日本サッカー協会が代表監督候補を育ててこなかったのも問題でしょう。場当たり的に監督の首をすげ替えたところで、上手くいくはずがありませんよ」

 ドーハから28年。再び悲劇が起こりそうな気配。

週刊新潮 2021年10月21日号掲載

ワイド特集「解散のカードを切る時」より

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