ドラフト会場がどよめいた「隠し玉列伝」 最も記憶に残る西武が指名した食品会社社員
10月11日に開催されるドラフト会議。毎年注目の目玉選手がどの球団に指名されるかファンの興味は尽きないが、時には誰も予想もしていなかった“隠し玉”の指名に驚かされることがある。競馬でいえば、大穴に匹敵するサプライズ指名で話題をさらった異色選手たちを振り返ってみよう。
隠し玉第1号は、1965年の第1回ドラフトで阪神が1位指名した石床幹雄(土庄)である。同年の阪神は、高校ナンバーワン左腕・鈴木啓示(育英)の指名が確実視されていたとあって、別の高校生投手を1位指名した瞬間、「石床って誰だ?」と、会場は騒然となった。...