国産ワクチンは承認条件緩和でも今冬に間に合わず…海外製ワクチン有効性の高さも壁
今年末までに3000万人以上
塩野義製薬は9月29日、開発を進めている新型コロナウイルスのワクチンについて、年内にも最終段階の臨床試験(治験)を始める方針を明らかにした。
日本でもワクチン接種が進んでいるが、投与されているワクチンは米ファイザー、米モデルナ、英アストラゼネカと海外製のみだ。海外製ワクチンの有効性は証明されているものの、「国産ワクチンを打ちたい」という声は根強い。
8月18日、被験者の募集や臨床研究業務の支援などを手がける3Hクリニカルトライアルは、同社が運営する治験情報サイトで日本の製薬会社が手がけるワクチンの治験参加者を募集したところ、希望者が1万4000人を超えたと発表した。...