コロナ禍で誕生した“飲食応援アイドル” 恋愛OKでもダイエット禁止の3人組が目指すもの

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 政府は9日、19都道府県の緊急事態宣言を9月30日まで延長すると発表した。対象地域の飲食店は午後8時までの時短営業、酒類の提供の終日停止が続く。歓楽街を歩けば時短要請を守らず通常営業を続ける店も目につくが、多くの飲食店にとっては厳しい日々が続くことになる。

 こうした新型コロナウイルス感染拡大に苦しむ飲食店、さらに産地、食フェスと飲食に関わるすべてを応援しようと“飲食応援”をコンセプトに掲げるアイドルがいる。今年6月にデビューした3人組アイドルグループ「東京フーディーズ」だ。【徳重龍徳/ライター】

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 3人はアイドルとしてのライブ活動のほか、現在開催中の「神田カレーグランプリ2021」公式アンバサダーにも就任している。また東京・渋谷の西武百貨店内にある、食のエキスパートたちのおすすめ料理が食べられる「偏愛食堂」で接客や食べ物に関する説明も行う。“会いに行けるアイドル”でもあるのだ。

 グループのプロデューサーで、自身もいなり寿司のエキスパート“いなり王子”として「マツコの知らない世界」(TBS系)に出演経験もある坂梨カズさんは、結成の理由について次のように語る。

「飲食業界はコロナの影響で今、本当に厳しい。その一方で、ロビー活動を行おうとしても、もともと飲食店経営者は一国一城の主人で自由にやりたいという人が多く、なかなかコンセンサスが取りにくい。そんな中で、なにかポジティブに応援できないかと考えて出てきたのがアイドルだったんです」

「東京フーディーズ」のメンバーは蒼井冬雪さん、紅乃香澄さん、葉月じゅんさんの3人。芸術監督にはアイドルグループ「CoCo」の元メンバーの宮前真樹さん、音楽監督に人気ゲーム「テイルズ オブ」シリーズで知られる田村信二さんなど、各分野のエキスパートが携わっている。

恋愛禁止ではないがダイエット禁止

 メンバーの選考には食レポ審査があるなど、とにかく「食」にこだわる。メンバーも「とにかくカレーが大好き。日々カレーの食レポをSNSにアップしています」(蒼井さん)、「チェーン店に注目して情報を発信しています。味はもちろんですが、量などもレポートしています」(紅乃さん)と3人それぞれが食に関する情報をSNSで発信している。

 アイドルのように恋愛禁止ではないものの、“健康的で美味しいものを適量に食べなさい”と、ダイエット禁止というのもユニークな点だ。この特性を生かしているのが現役女子大生でもある葉月さんだ。「お寿司なら130皿、餃子なら100皿食べます」という大食漢で、この日の取材前もカレー店でナンを6枚食べてやってきた。その食いっぷりの良さを動画でアップし好評を博しているという。

 また紅乃さんによれば「普通、アイドルのSNSのフォロワーは知り合ったアイドルやファンの方ですが、私たちはいろんな食のお店にフォローしてもらっています」と、飲食店側からの応援も日々感じている。

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