突然放送された新しい地図「ワルイコあつまれ」 SMAPファンが流した涙の特別な意味

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笑って、泣いて

「コロナ禍にあっても、3人が“過去の人”になることはありませんでした。いわゆる『芸能界を干された』、『芸能界を放逐された』状態になることはなかったのです。これがどれだけ凄いことか、説明の必要はないでしょう。ただ、それでも3人の活躍を『ジャニーズ事務所に迫害された被害者』という観点から応援していたのは間違いありません」(同・女性ファン)

 ジャニーズを脱退する所属アイドルが後を絶たない状況になっても、「3人は被害者」という考えから抜け出せなかったという。

 ところが「ワルイコあつまれ」を見ていると、女性ファンは「心の底から素直に番組を楽しんでいる自分に気づいた」という。過去の“わだかまり”を忘れることができたというのだ。

「番組での3人は輝いていました。ジャニーズ事務所の対応には今でも納得していませんが、『ワルイコあつまれ』を見ている時は、恨みは忘れていました。解散してから初めてのことです。NHKオンデマンドで視聴して笑って、終わると泣いて、また番組を見ては笑って、終わると泣いてを繰り返しました。その涙は、これまでのものとは正反対でした」(同・女性ファン)

潰されなかった3人

 SMAPが解散してから、このファンの女性は泣き続けてきた。解散が悲しくて涙を流してきた。

 だが今回の涙は、過去の涙とは全く違う。嬉しくて泣いているという。

「ジャニーズ事務所の横槍よりコロナ禍のほうが、3人に与えた影響は大きかったと思います。何しろ芸能界全体が、仕事の減少に苦しんだのですから。にもかかわらず、3人は潰されませんでした。NHKは『紅白歌合戦』を抱えています。ジャニーズに忖度する必要もあると思いますが、『ワルイコあつまれ』を制作して放送しました。それもひっくるめて、3人の実力を再認識した人は多かったのではないでしょうか」(同・女性ファン)

 レギュラー化を求める声が多いことは前に触れたが、このファンの女性は「視聴率を取る番組に化けても不思議はないと思います」と言う。

「SMAPの女性ファンで一番若いのは、20代後半です。20代後半から40代後半だと、子育て中の人も少なくないと思います。彼女たちは多分、平日の朝はEテレをつけっぱなしにしているでしょう。そしてSMAPの女性ファンのコア層は、50代から70代というところだと思います」(同・女性ファン)

期待は、あのサプライズ

 子育てを卒業した女性にとって、午前8時25分という時間帯は、チャンネルを合わせやすいという。

 意外や意外、朝のEテレという時間帯は、ファンにとって視聴に理想的な時間帯という可能性が出てきた。

「NHK側も実は考えに考え抜いて、あの時間帯に放送したのではないかと思います。回を重ねれば視聴率も上向くのではないでしょうか。ファンとしては、『チコちゃんに叱られる!』(金・19:57)レベルの人気番組になってほしいと願わずにはいられません」(同・女性ファン)

 多くのファンが夢見るのは、中居正広(49)のサプライズ出演だという。

デイリー新潮取材班

2021年9月18日掲載

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