高市早苗も野田聖子も元夫の自民党議員が推薦人集めに奔走 いずれも二階派という共通点

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野田聖子の“元夫”も奮闘中

 興味深いことに、2012年の総裁選では、高市前総務相は安倍晋三前首相(66)を、山本代議士は石破茂元幹事長(64)を推していたという。それから約9年の歳月が流れると、今度は元夫が元妻の総裁選出馬を応援しているのだ。

 自民党の女性代議士では、野田聖子幹事長代行(61)も総裁選への出馬に意欲を示している。

 現状は20人の推薦人を集められるか微妙なところだが、こちらも元夫の鶴保庸介参議院議員(54)が“元妻”のために奔走しているという。政治担当記者が言う。

「野田さんは2001年、鶴保参議院議員との事実婚を発表しました。ところが2007年に解消したことが明らかになったのです。それにしても、2人の元夫が支援に回るとは、驚くほどの偶然ですね。しかも鶴保議員も山本さんと同じ二階派なのです。二階派に所属する2人の“元夫”が、“元妻”が総裁選のため頑張っているわけです」

 事実婚による結婚を報じた当時の報道を振り返ると、鶴保議員が野田幹事長代行に「僕を“総理ハズバンド”にしてくれ」とプロポーズしたという。

「野田さんは、祖父が大物の自民党議員でした。そのこともあって、野田姓を変えずに政治家を続けることが必須条件だったと思います。鶴保さんも理解を示していたようですが、2人で不妊治療に挑戦すると、夫婦の溝が拡がったことは野田さんが著書『不器用』(朝日新聞社)などで明らかにしています」(同・記者)

 出馬を表明した高市前総務相はもちろん、野田代行も“元夫”に感謝しているのではないか。

デイリー新潮取材班

2021年9月10日掲載

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