田中真紀子に似ている? 次期首相候補「河野太郎」の自民党内の評判

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「改革派に見えるが、近くで見ると全く印象が違う」

 菅義偉総理(72)の退陣表明を受け、総裁選の情勢は分刻みで変化し続けている。そんな中、世論からの高い支持を背景に優位が伝えられるのが河野太郎ワクチン担当相(58)だ。しかし、同僚議員や官僚からの人望はなく、“変人”ぶりに危機感を覚える向きも――。

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 ツイッターのフォロワー数が238万人を超え、強い発信力を持つ河野氏。一方で、自民党幹部は彼の周辺からの“不人気”についてこう語る。

「彼は田中真紀子氏と似ている。遠くからは勇ましい改革派に見えるが、近くで見ると全く印象が違う。周囲の声に耳を貸さないので同僚議員や官僚からの人望もなく、思想信条はとても保守とは呼びがたい」

 実際、河野氏が所属する麻生派も足並みが揃わない。政治部デスクが明かす。

「菅総理の退陣表明後、河野さんは総裁選に出馬する意向を伝えるため麻生さんを訪ねています。ただ、麻生さんは“派閥の対応についてすぐに結論は出せねぇよ。そもそも、一緒に動いてくれる人間がどれくらいいるんだ?”と。つまり、河野さんは派閥から推薦人を出すことさえ確約してもらえなかった。加えて、河野さんは“菅総理に言われて出馬を決意しました”と伝えている。麻生さんが面白いはずもなく“河野は自分の置かれた立場を分かってない”と漏らす始末です」

 閣僚経験が豊富な河野氏だが、官僚から怨嗟の声が絶えないのも事実。

「外務大臣時代の河野氏は、元号が平成から令和に代わる直前、省内で作成する文書の表記を西暦に統一する“元号廃止”を言い出した。新元号が決まって日本中が沸き立った、そのタイミングで水を差した格好です。これには昵懇(じっこん)の仲の菅氏も激怒して、河野氏は火消しに躍起でした」(同)

 元号廃止以外のほか、「脱原発」「女系天皇容認論」にも言及する河野氏だが、専門家からは疑問視する声も少なくない。抜群の人気と発信力を誇りつつ、こうした批判も集める河野氏。9月9日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

週刊新潮 2021年9月16日号掲載

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