小室佳代さん、勤務先の洋菓子店でアキレス腱断裂、“無断欠勤”トラブルに シフトからも外され

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 滞在先のニューヨークで司法試験を終えた小室圭さんは、一時帰国せずに現地で就職するという。秋篠宮家の長女・眞子さまとの結婚は“凍結”されたままだが、そんな折、小室さんの母・佳代さんに新たなトラブルが発覚した。舞台は、長年勤める洋菓子店である。

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 8月2日の朝、JR新横浜駅の構内で佳代さんをお見かけした。黒いタンクトップワンピースにサングラスと帽子で固め、左手には松葉杖。が、杖の先端が地面に触れるか否かのタイミングで歩を進めるため、足取りはすこぶる軽快だった。

 佳代さんが抱える新たなトラブルについて詳述する前に、お伝えしなければならない“動き”があった。渡米から3年、大一番となる司法試験を終えた一人息子・圭さんの重大な消息が伝わったのは、さる7月30日のことである。

「この日午後、NHKが『現地の法律事務所へ就職する見通しが立った』『今後の生活基盤を米国に置く』などと報じたことで、各社が後追いしました。試験の合否は12月中旬までに判明しますが、帰国がなくなったことで、皇室の行事に則った“正式な結婚”が年内に行われる可能性は完全に消えました」(宮内庁担当記者)

 小室さんがニューヨークへ旅立った2018年8月時点では、勤務する都内の法律事務所に引き続き在籍して現地での生活費を借り、帰国後は同事務所に復職するとされていたのだが、こうした予定は大きく変わったわけである。さる皇室ジャーナリストが言う。

「そもそも、トラブルの発端である母親の佳代さんと元婚約者側との話し合いは一向に進んでおらず、解決へ向けた下地が整っていません。秋篠宮さまが示された“多くの人が納得し、喜んでもらえる状況”には到底なく、今回の報道でますます遠のいたと言えます」

 実際に、元婚約者の代理人に聞くと、

「5月下旬に先方の事務所に出向き、これまでと同じく、『まずは佳代さんと直接、話をしたい』と伝えました。以来、対面はもちろん、電話やメールでの連絡も一切ありません」

 小室母子の代理人である上芝直史弁護士は、4月8日に28枚もの「小室文書」を公表したわずか4日後、

〈(元婚約者に)解決金を支払う用意がある〉

 などと言い出し、自ら混乱に拍車をかけてしまった。

「解決金の話を持ち出したのはあくまで先方で、こちらはその前に一度『お金はもう要りません』と意思を示している。それをひっくり返して交渉の場についてほしいのならば、当の佳代さん本人から納得のいく説明を聞きたいものです。ところが上芝弁護士は、会わせるとも会わせないとも明言せず“こんにゃく問答”に終始していました」(同)

 異国で息子がいかに活躍しようとも、まずは足もとに横たわるトラブルに母親が向き合おうとしなければ、多くの人の理解を得るなど夢のまた夢。ところが、そんな中にあって佳代さんは、さらなる騒動を引き起こしているというのだ。

「懲戒解雇ですって?」

 佳代さんは現在、東急東横線沿線にある老舗洋菓子店に社員として勤務している。6月22日発売の「週刊文春WOMAN」では〈いつ死んでもいいと思うこともありました〉という衝撃の「自殺ほのめかし」を口にしながらも、勤務先についてはこう口にしていた。

〈四十歳で今のお店に勤務するようになって、ちょうど今年で十五年になります〉

〈職場の人間関係はとても良いんですよ。皆さん和やかで、和やかで。悪い人は誰もいないというくらい〉

 ところが、同店のある関係者は、

「佳代さんは現在、自身が主張する“労災”をめぐって店と大揉めしています」

 そう明かすのだ。

「6月上旬だったと思います。彼女が職場に診断書を持参して『休ませてください』と言う。聞けば数日前、夕刻の終業後に更衣室で仕事用の履物から自分の靴に履き替えようとした時、姿勢を崩してアキレス腱を痛めてしまったというのです」

 実際に、勤務先の近くの整形外科医院で作成された診断書には「アキレス腱断裂」とあり、あわせて「経過観察を要する」と記されていたという。

「ただ、誰もその時の“事故”を見ておらず、彼女がその日、どうやって帰ったのかもわからない。店としては本人の説明を聞くしかありませんでしたが、診断書を持ってきた時も、足にギプスはしていたものの、普通に歩いていたのです」

 ともあれ店側は、6月いっぱいの休職を認めたというのだが、

「7月になっても彼女は出勤しませんでした。しかも無断欠勤です。店が契約している社会保険労務士の助言もあり、社長が佳代さんに連絡を取ったのですが、彼女は平然と『(自分の)弁護士から連絡がなかったですか?』などと言ってのけた。社長も堪忍袋の緒が切れて『どうして連絡をしてこないのか。本来ならば懲戒解雇になってもおかしくないんだ』と、怒りをあらわに問い詰めたのですが、佳代さんは『えっ、懲戒解雇ですって? 弁護士さんに相談します』と言い残し、電話を切ってしまいました」

 ほどなく前出の上芝弁護士から、店側に連絡が入る。

「佳代さんの弁護士は『本人から事情を聞きましたが……』と切り出してきましたが、社長はひるまず『このままだと辞めてもらわないといけない』と、厳しい姿勢で応対していました」

 実は、佳代さんの長期欠勤は、これが初めてではないのだという。

「最初は3年前、息子さんが渡米した年だったと思います。体調不良を訴え、『適応障害』と診断されたとのことで、長らく休んでいました。その間はのべ1年半にわたって、健康保険組合から支給を受けていたと聞いています」

 適応障害とは、言うまでもなく雅子皇后が長年にわたり苦しまれている病気であり、最近では女優の深田恭子が公表したことでも知られる。さらに今春、佳代さんは「長期入院」したと報じられていた。それは元婚約者の男性が4月下旬に公表した談話の中で、

〈佳代さんは体調が悪く、長期間の入院中と伺っております。ご体調については私も心配しております〉

 と明かしたのがきっかけだった。その後、GW中には自宅付近を歩く姿が女性誌にキャッチされたのだが、本人は先の「週刊文春WOMAN」の中で、

〈四月の上旬に手術を受けて入院していまして(中略)一ヵ月近く入院することになって。その間、お店もお休みしていました〉

 などと話し、「小室文書」が公表された4月8日はちょうど手術の日で集中治療室に入っており、病院のスタッフから騒ぎを聞かされたと振り返っている。先の洋菓子店関係者は、

「この時の入院では、顎の部分を手術したと聞いています。それで長期間、仕事を休んでいたのですが、5月中にはいったん復帰しています。今後は、8月頃に顎の追加治療が必要だとも聞いていました」

 そんな矢先の、アキレス腱断裂である。

「社長が無断欠勤を注意すると、佳代さんは『社長と話すと具合が悪くなるから』と、勝手に店の社労士と連絡を取り始めてしまった。社長は『やめてほしい』とクギを刺したのですが、そのやり取りと並行し、佳代さん側から店に労災の申請書類が送られてきました。ですが、こうした経緯もあり、事故があったことを事業主として証明する書類に、社長は署名をしなかったのです」

 労災の請求は、事故が起こった現場を管轄する労働基準監督署に提出する。会社側による「事業主証明」への署名がなくても請求は可能だが、のちに労基署が調査を行うことになるという。特定社会保険労務士の稲毛由佳氏に聞くと、

「今回のケースは、事故が起きたのが会社の敷地内であり、終業後とはいっても靴の履き替えという業務に関することなので、会社側が敷地内の事故ではなかったと証明できない限り、一般的には労災が認められることになると思います」

 かりに認められた場合の給付については、治療にかかる費用のほか、

「従業員が休業する場合、4日目以降は、被災直前の3カ月間の賃金総額をその間の日数で割った『給付基礎日額』をもとに、60%相当額が保険給付され、また20%相当額の休業特別支給金も給付されます」(同)

 大まかにいえば、月給を日割りにした日給の8割が、休業中は支給されるというのだ。また、

「通勤中の災害を除く『業務災害』の場合、事故発生後3日間については、被災した従業員の平均賃金の60%にあたる休業補償を、事業主が支払わなければなりません」(同)

 もっとも店側は、「労災かどうか不明」と一歩も引かない構えである。そもそもこの労災トラブルは、佳代さんのこれまでの振る舞いと決して無関係ではない。先の店関係者が続ける。

「佳代さんの金銭トラブルが報じられて以来、店にもよく『なぜあんな人を雇っているのか』『二度と買わない』といった抗議電話が掛かってきています。非難の投書も多く、北海道から九州まで、中には右翼団体らしきところからもありました」

 現在も佳代さんは無断欠勤が続き、給料は支払われず、勤務シフトからもすでに外されているという。

「正直に言えば、店にとっては大迷惑です。社長が先方の弁護士と話した時も店側がいかに困っているか苦情を伝えたのですが、相手も『うちも迷惑電話が掛かってきて困っている』などと応じていたと聞きました」

 掲載の写真は、そんな最中の近影である。佳代さんはこの日、自宅にタクシーを呼び、勤務先とは反対の新横浜で降車。これまで彼女は、元婚約者との婚約期間中に「遺族年金」を詐取したのではという疑惑も報じられている。生活に困窮すれば公共機関からの給付金は渡りに船だろうが、そんな“たかり体質”もとい“給付慣れ”が今回の言動の奥底にあるのだとすれば、由々しきことである。

 佳代さんの代理人の上芝弁護士に尋ねると、

「答える立場にありません」

 と、不可解な回答。皇室制度に詳しい小田部雄次・静岡福祉大学名誉教授が言う。

「次から次へとトラブルを引き起こすようなご家庭が、はたして女性皇族の嫁ぎ先として相応しいのでしょうか。私たちの社会の理想は基本的に持ちつ持たれつで、困った時は互いに支え合うようにして成り立っていますが、小室さん母子はどこか他者を利用してやろう、上手く使ってやろうという利己的な思惑が見え隠れする。“まず自分ありき”の姿勢は、無私の精神を体現する皇室のあり方からはかけ離れていると言わざるを得ません」

 一方で、コラムニストの辛酸なめ子氏は、

「佳代さんは自殺をほのめかす言葉を口にしましたが、これに先立ち眞子さまも、昨年11月の“お気持ち”公表の中で結婚について『生きていくために必要な選択』と述べられています。生死に関わるフレーズを二人して用いるなど、尋常ではありません。もはや誰にも止められず、アンタッチャブルな局面に突入してしまったかに思えます」

将来は「スキャンダル法廷」も

 さて、騒動の当事者である佳代さんがこの有様でも、小室さんは自身のステップアップに余念がない。が、冒頭のように就職まで帰国しないとなれば、

「もはや一般の結納にあたる『納采の儀』を経た結婚はなく、入籍と同時に眞子さまが皇籍を離脱する“駆け落ち婚”しか残されていません。小室さんは米国に留まり、来年早々には州の宣誓式に出席して正式な弁護士資格を得る。頃合いを見計らって眞子さまは、宮内庁を通じて外務省にパスポートの発券を申請し、渡航することになるでしょう」(前出・皇室ジャーナリスト)

 ニューヨーク州弁護士で信州大学特任教授の山口真由氏も同様の見方で、

「小室さんが取得したビザは、ロースクール卒業後の1年間だけ滞在が認められる種類の可能性があり、その場合、出入国は自由ではないと思われます。現実的に、納采の儀は無理なのではないでしょうか。まして会見のために一時帰国するなど考えられません。秋篠宮家の許しがないまま“強行突破”もあり得るのではと思います」

 今後は就労でビザも切り替わるとはいえ、実際に米国に留まると、

「やはり懸念されるのは物価の高さです。ニューヨークのトップ法律事務所に就職すれば、1年目から年収2千万円程度にはなりますが、昼夜を問わず馬車馬のように働かされ、都心部に住まざるを得ません。ところが、マンハッタンでまともな部屋を借りるなら家賃は月50万円を超すでしょうから、決して裕福な暮らしとは言えません」(同)

“強行婚”の果てに、異国で新婚生活を始めた場合、

「ニューヨークで年収5千万円の人でも、お子さんが2人いると、感覚として収支はトントンだと聞きます。まして眞子さまをお迎えしてセキュリティ面を強化するとなると、相当の出費になるでしょう。秋篠宮さまが最も懸念されているのは“金銭面の見通しはついているのか”という点ではないでしょうか」(同)

 さらに、皇室制度に詳しい河西秀哉・名古屋大学大学院准教授が指摘するには、

「そもそも弁護士という職業は、内親王の嫁ぎ先として相応しいのかどうか。言うまでもなく、民間人のトラブルに深く関わり、一方の側に与(くみ)して相手方と対峙するのが仕事になります。小室さんが将来、スキャンダラスな案件や一部の国民を訴訟相手とする事件を担当しないとも限らない。そうした時、国民とともにあり、分け隔てなく接することをモットーとしてきた皇室のあり方と齟齬(そご)をきたしてしまうのではないでしょうか」

 小室さん自身のキャリアは大きく進展するものの、

「それで国民の疑念が払拭されるわけではありません。秋篠宮家としてはむしろ、パラリーガルだった方がよかったのでは。弁護士になることで、かえって悩ましい問題が浮上してしまうのではないかとも思えます」

“身の丈”を欲得ずくで超え続けてきた母子の、正念場はこれからである。

週刊新潮 2021年8月12・19日号掲載

特集「今度は『労災』狙い『小室佳代さん』が勤め先洋菓子店で大トラブル」より

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