夏の甲子園、まさかのサヨナラ劇…「報徳の本盗」「宇部商の悲劇」そして「金足農の奇跡」
今年で103回目を迎えた夏の甲子園大会。過去の名勝負には、サヨナラゲームも多いが、その中には「まさか!」と目を疑いたくなるような思わず、ビックリの幕切れもあった。そんな“珍サヨナラシーン”が演じられた伝説の3大試合を振り返ってみよう。
まさに「あっと驚く」サヨナラホームスチールで決着したのが、1967年の1回戦、報徳学園vs大宮である。この試合は、木製バット時代にもかかわらず、両チーム合わせていずれもラッキーゾーンを越えてスタンド入りの4本塁打が飛び出した歴史的な空中戦でもあった(1試合4本塁打は当時の大会新)。...