どこにあるのか「復興五輪」 帰還困難区域・浪江町津島住民の終わらぬ訴え

国際 Foresight 2021年7月22日掲載

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 東京電力福島第一原発事故から10年を経て、ようやくの審判を待つ人々がいる。いまも帰還困難区域とされる福島県浪江町・津島地区。豊かな山里の暮らしと人の絆を奪われ、その責任の所在も明かされぬまま避難生活を強いられた住民の約半数が、「ふるさとを返せ」と6年前、国と東電を福島地裁に訴えた。判決は、東京オリンピック開幕後の今月30日。「復興五輪」の幻夢からも、コロナ禍の都会の喧騒からも遠い「被災地」の終わりなき現実を訪ねた。

高い放射線量の中に捨て置かれた体験

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