熱海土石流、盛り土業者の社長が「自分は悪くない」 「逃げる金がない」と周囲に相談も

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 今月3日に熱海市を襲った土石流の犠牲者は20人ちかく、いまだ多くの人の安否が不明である。現場から流出した盛り土は、小田原市の不動産業者の手によるものだが、当人は現在も雲隠れ。実はこの社長には「別の肩書」があり、市議会でも畏怖された存在だった――。

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 静岡県は8日、今回流れ出た土砂の総量について、当初の10万立方メートルとの見立てを修正、正しくは約5万5500立方メートルだったとの分析結果を公表した。

「盛り土をした神奈川県小田原市内の業者は、この土地を2006年9月に取得し、翌年4月には熱海市に『残土処理』の名目で届け出をしています。...

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