上皇さま、上皇后美智子さまも“ご懸念”で、五輪開会式出席は天皇陛下だけに

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バッハ会長の要望も

「国民に寄り添うこと」を何よりも大事にされてきた上皇さまとそれを受け継がれた陛下にとって、それは当然のことなのかもしれない。

「当初から菅さんは、五輪中止や延期を主張するつもりは1ミリもありませんでしたが、4度目の緊急事態宣言を出したり、無観客での開催を5者協議のメンバーとして最終的に了解したりしたのは、そういった宮内庁側から伝えられた空気を読んだ結果とも言えるかもしれません」(同)

 その後、来日したIOCのバッハ会長は菅首相と面会した際、“状況が改善した際には観客を入れることも考えて頂きたい”との要望を出したというが――

「あの発言には驚きましたし、国民の反発を招きそうですね。最後まで観客を入れることにこだわっていた橋本委員長の思いをバッハ会長が代弁したのか、単にバッハ会長が空気を読めないだけなのか、その辺りは判然としません。しかし陛下が無観客の五輪を念頭に開会宣言をされる以上、感染者数が著しく減少しても、途中から有観客に転じることはあり得のではないでしょうか」(同)

デイリー新潮取材班

2021年7月19日掲載

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