安藤なつ、熊田曜子、小林麻耶…ラブラブアピールから一転して牙をむく「一般人夫」たちの共通点

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 人気女性タレントが、収入の低い一般人男性と結婚する「格差婚」。女性側は好感度が上がり、男性側は知名度や経済面で得をする。多忙な芸能人どうしだとすれ違いもあるが、そうしたスケジュール面の心配も少ない。お互いにメリットがあって夫婦円満となりそうだが、最近はどうも問題が起きるパターンも多いようだ。

 例えば、メイプル超合金の安藤なつさんや熊田曜子さん。どちらも離婚協議中と報じられているが、夫サイドからの告発が注目を集めている。片や束縛と金銭感覚のズレ、片や不倫疑惑とされているが、かつてこんなに週刊誌を利用する「一般人男性」はいただろうか。安藤さんの場合は「夫の知人」のリークだが、熊田さんに至っては元カレまでインタビューに答える始末。週刊誌にタレ込む一般人といえば、主に既婚男性タレントの不倫相手と相場が決まっていた。最近は男性側もまた、メディアパワーの有利さをわかってきたということかもしれない。

 別居が報じられている小林麻耶さんも、一般人の夫を持つ女性だ。一般人とは言ったが、一応あきら。という芸名も持っている整体師である。結婚後に小林さんと同じ事務所に所属し、夫婦セットでYouTubeに出演していた。最初はのほほんとした雰囲気だったものの、小林さんの共演者にキレ散らかす動画で世間は騒然。離婚については双方ともコメントしていないが、最近は夫だけの動画ばかりで不穏な空気は拭えない。

 興味深いのは、3組とも結婚当時はラブラブアピールをしていたことである。安藤さんや小林さんは、夫婦でテレビに出演してのろけていた。熊田さんも「理想の相手」と語り、後に不仲が噂される義母にも好印象を持ったことを語っている。

 そうはいっても過去は過去、今は今。人は変わるものである。そして夫婦の問題は夫婦で解決すべきだ。しかし芸能人と一般人の力の差は歴然としている。ひとたび悪い夫のレッテルを貼られたら、一般人が汚名返上するのは難しい。しかもSNSの拡散力は恐ろしいものがある。先手必勝とばかりに週刊誌でしゃべるのは、一般人夫たちの自己防衛策なのだろう。今回の件で安藤さんは、離婚に関する話を事前にリークしないという誓約書にサインを追ったとされるが、夫側は拒否したという。夫本人ではなく知人にここまで内幕をばらされては、安藤さんサイドも打つ手がない。今や一般人夫との結婚は、想像以上にタレントイメージを下げるリスクをはらんでいると言える。

リスクを抱える一般人夫の共通点

 有吉弘行さんが夏目三久アナと結婚したとき、「芸能人の離婚理由は、価値観の違いかすれ違い」と発言したのが話題になった。一般人夫との格差婚でいえば、芸能界に対するイメージの違いが大きいように見受けられる。

 その違いは、お金に対する考え方に一番表れるだろう。芸能人だから湯水のようにお金が使えると考える夫。他方、芸能人だからいつ仕事がなくなるかわからないと慎重になる妻。ズレているというより、真逆の金銭感覚だ。最近離婚が噂される格差婚カップルは、夫が楽観的なタイプだったのではないか。

 熊田さんの夫は相談もなく会社を辞め、小林さんの夫はタレントに転身。安藤さんの夫も、彼女の財布のひもの固さに辟易していたと報じられた。それぞれに事情があるだろうが、果たして一般女性と結婚していたら同じことをするだろうか。社会人デビューならぬ、既婚者デビューと言いたくなるような変化。妻の知名度や経済力に夢を見た部分が、なかったとは言い切れないように思う。

 変わらないでいてくれると思ったのは自分だけで、相手は変わっていく。こんなはずじゃなかった、と相手を思い通りに変えようとすれば角が立つ。でもそれはタレントだろうと一般人だろうと、どこの家庭にもあることだ。ただ、妻がタレントであることをポジティブにとらえすぎる男性は、ガッカリする度合いも大きいのだろう。あるいは今の生活に満足していない人ほど、芸能人という属性に一発逆転の可能性を夢見てしまうのかもしれない。

 現在はいずれも、妻側が沈黙を貫いている。近いうちに、それぞれの夫婦がそれぞれの場所に落ち着くことだろう。これから格差婚する女性タレントは、年齢や収入の差より、芸能界に対する期待度を気にした方がいいのかもしれない。

冨士海ネコ

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