「小室佳代さんの告白」で、ホントは言いたかったけど言えなかったこととは?

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前代未聞のこと

 眞子さま(29)と婚約が内定している小室圭さん(29)の母・佳代さん(54)が『週刊文春WOMAN』(6月22日発売)誌上で、胸中を告白した。どんな暴露話があるのかと宮内庁は一時ざわついたが‥…。ホントは言葉にしたかったけど出せなかった本音についてレポートする。

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 同誌では、佳代さんへの密着取材1年を通して、圭さんの子育て、元婚約者Aさんとの金銭トラブル、佳代さんが抱く眞子さまへの尊敬の気持ちなどについての言葉を紹介している。

 結婚が延期になって3年目。これまで沈黙を貫いてきた佳代さんの告白について、宮内庁は一時ざわついたという。

「これから結婚しようとしている2人のことについて良いことも含めて暴露すれば、それこそ破談が現実のものとなりかねないですから、個別具体的なものに踏み込んではいないだろうという見方が宮内庁内では大勢を占めていました。とは言え、皇族の婚約相手の母親が口を開くというのは前代未聞で、宮内庁としても注意深く状況を見守ってきたところです」

 と、宮内庁担当記者。

 皇族の婚約相手の母親が様々な疑惑や疑念にさらされること自体、これまで前例がなかったわけだが、それはともかく、佳代さんのコメントの“ハイライト”は、元婚約者Aさんとの金銭トラブル報道などについて答えた以下の部分だろう。

「二年ほど前には周りの人たちに『さようなら』と別れを告げて、いなくなろうとしていたんです。中には『ちょっと待ちなさい! 悔しくないの!?』と励ましてくださる方もいました。でも『一生このまま状況が変わらないなら、もういいかな』って考えるようになってしまって」(同誌より)

「明日死のうと。今だってそう思うことはあります。本当に心身ともにつらくて。誤った話が広まるのは本当に苦しい。一つ一つ訂正してもキリがないくらい」(同)

告白には2つのポイントがある

 宮内庁担当記者が続ける。

「告白には2つのポイントがあると思いました。ひとつは自殺願望をほのめかしている点です。実は皇族方の間には、1948年という戦後の混乱期、三笠宮家の百合子さまの父上が自ら死を選ばれたという悲劇の記憶が共有されており、このことが佳代さんの告白で否応なくよみがえったのではないでしょうか」

 加えて、

「佳代さんの夫で圭さんの父・敏勝さん、そして敏勝さんのご両親が相次いで自ら命を絶ったと言われています。圭さんが10歳の時からわずか1年ほどの間に起こった悲劇でした。佳代さんが戦後の混乱期の一件を知っていたか否かはわかりませんが、佳代さん周辺の方々のことを踏まえれば、“今だってそう思う”と彼女が自殺願望を口にしたことで、宮内庁側に緊張感が走ったのは間違いないでしょう」

 担当記者が指摘するもうひとつのポイントとは、

「“誤った話が広まるのは本当に苦しい”という箇所ですね。これは今年4月に圭さんが発表した『小室文書』にも貫かれていたスタンスで、“自分たち親子は何も間違っていない、悪いことをしたわけではない”というアピールだと感じました。実際にそうなのかもしれませんし間違った情報はただされるべきですが、天皇陛下や秋篠宮さまがおっしゃった『国民が喜ぶ状況を願う』ための方策として見た場合、的確なやり方とは思われませんでした」

 小室文書に浴びせられた批判の中に、「見たかったのは小室さんの正当性ではなく誠意だったのに、それが果たされていない」というものがあったが、それを思い出させる見方だ。

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