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新幹線運転士が独断でダイヤを変更?! そのワケとは
「今日は花火大会を見て行くぞ。俺が先発で運転していくからな」
現在は写真家・ライターとして活躍する元新幹線運転士のにわあつしさんは、高らかに宣言する先輩に、とっさに聞き返したといいます。
「はあ、花火大会は大阪に着いてからですか?」
「大阪に着いたら終わってるよ! 熱海だよ」
昭和50年代の東京駅。新大阪に向けて出発する、ひかり181号、0系運転台での、運転士ふたりの会話です。
先輩はその言葉通り、熱海まで速度制限ぎりぎりの速度で飛ばすと、こだま号の熱海停車と同じように速度を調整して、ブレーキをかけたそうです。...
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コロナ禍で注目 「新幹線」の「換気装置」がたびたび止まる理由とは?
新型コロナウイルス感染症の拡大で鉄道車両の換気が注目されるようになった。国は鉄道車両の客室の換気について基準を定めている。基準によると、鉄道車両は自然換気といって窓や開口部から車内の空気を入れ替えるか、換気装置を用いて換気を行わなくてはならない。最も強力な換気装置を搭載している新幹線の換気装置で起こる「現象」について検証してみた。
自然換気の場合、窓などの開口部の総面積は客室の床面積の20分の1以上としなければならない。
一方で、換気装置の換気能力は旅客1人1時間当たり13立方メートル以上なくてはならない。...
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