辛坊治郎、8年越しの悲願達成!「いざ太平洋に出てみたら、自分の考えが甘かったと痛感」

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 青い海と空をバックにポーズを決めるひげモジャの男性は、ご存知、キャスターの辛坊治郎氏(65)だ。ここはアメリカ西海岸の港町サンディエゴ。ヨットでの太平洋横断という夢を8年かけて達成した今、本人の心はすでに次の航海に向かっているという──。

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 辛坊氏のサンディエゴ到着は、現地時間の6月16日。実はこの日付にはこだわりがあった。2013年、全盲のヨットマン岩本光弘氏(54)とのコンビで太平洋横断に挑むも、クジラと衝突して遭難。漂流10時間後に海自に救助され、九死に一生を得た。今回は単独での再挑戦だった。

「前回のチャレンジの出港日が6月16日。アメリカに辿り着くまで、丸8年かかった。正直に言うと、私はこの8年間ずっと漂流しているような気持ちでした」

 到着後、開口一番そう語った辛坊氏。今回日本を発ったのが4月9日だから、70日ぶりの地上生活だ。出発を見送った本誌(「週刊新潮」)には、

「いざ太平洋に出てみたら、自分の考えが甘かったということを痛感しました。でも週刊新潮に出てしまったから後戻りするわけにもいかないし、とりあえず東に向かって船を走らせていたら着いちゃった」

 とのコメントをくれた。“約束の地”サンディエゴで出迎えたのは、愛艇「カオリンⅤ」のクルーメンバーでもある放送作家の鍋谷直輝さん。現地での辛坊さんの様子について問うと、

「まずはハンバーガーを食べに行きました。翌日はワクチン接種です」(鍋谷さん)

 ワクチンは1度の接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン製。ハンバーガー店は「イン・アンド・アウト」という地元カリフォルニアの人気チェーン店だ。

 ただし、これは束の間の休息。なんと帰路も単独で太平洋を横断するのである。

「往路で4度も嵐に見舞われ、ヨットも傷んでいます。22日の再出航まで、辛坊さんは補修作業で忙しくしていました」(同)

 悲願を成就させた海の男は、次なる冒険を前に晴れ晴れとした表情でこう語る。

「帰りは東から西に向かって吹く貿易風に乗れるし、途中にはハワイやグアムもある。いざという時は近くの島に避難すればいい」

 とはいえ〈行きはよいよい帰りは怖い〉なんて歌もありますし、くれぐれもお気をつけて!

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