林眞須美死刑囚、長女の夫も自殺未遂していた 子ども2人は異父姉妹、虐待の実態は?

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異父姉妹

「心桜は、小学生の頃から虐待されているらしいと噂になっていた。実際、足に絆創膏が貼られている姿をよく見ました」

 と、中学時代の同級生は振り返る。

「中1の夏になったら、『義理の妹ができるから世話をしないと』と言って、心桜はソフトボール部をやめました。その後、不登校がちになり、中3の時に久しぶりに近所のスーパーで見たら、かなり痩せていて驚きました」

 以前から虐待疑惑があった心桜さん。事実、児童相談所に話が持ち込まれたこともある。問題は「誰が」虐待していたのかだ。健治氏は、自殺未遂した父親がやったと信じて疑わないが、同級生の証言にあった通り、心桜さんと4歳の女児は異父姉妹。ともに母親は今回連絡橋で亡くなった林眞須美の娘だが、父親が異なるのだ。

 別の中学時代の同級生が声を潜める。

「心桜ちゃんは中2の時に、『お母さんからいじめられた。やっぱりお父さんが違うからかな』とこぼしていました。離婚した前夫との間の子である自分を、お母さんは疎(うと)んでいるんじゃないかって……」

 自殺を図った男とは一面識もないという健治氏は、

「ワシと眞須美が逮捕されてからも、娘がきょうだいたちの面倒を見ていた。娘は私たち親に、『あなたのせいで私らの人生はめちゃくちゃになった』とは決して言わんかった。偉い子やった」

 と、できた娘であったことを強調しつつ、

「今の夫が『虐待は全部、妻(健治氏の娘)がやりました』と言って、警察が鵜呑みにするのが怖い。死人に口なしやからな」

 虐待死したとされる心桜さんは、果たして誰にやられたのか。そして、自身に覆いかぶさる運命とどう折り合いをつけようとしていたのだろうか。「林家の運命」と――。

週刊新潮 2021年6月24日号掲載

ワイド特集「郵便配達は二度ベルを鳴らす」より

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