「熊田曜子」事件で頭によぎる 銀座ホステスが「壮絶DV過去」の実態を告白

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お前を理解する包容力が俺にはなかった

「反省しているのかと思ったら全然そんなことはなく、たとえば“口答えするお前を理解する包容力が俺にはなかった”みたいな中身で、自分が悪いという自覚はない様子でした。私の後には花柳界の方と知り合って、その方にもケガをさせたようで被害届を出されたと聞きました。今でも六本木で働いているようですからあのエリアに行くのは怖いです、“あいつに会ったらどうしよう”と思うから」

 もちろん彼女自身もカウンセリングを受けており、

「専門家の先生に伺ったのは、DVはストーカー化するということでした。DVをする人はプライドが高く恥をかきたくない。だから、恥をかいた後は倍以上の仕打ちをする傾向があるようです。Aさんの行動を振り返ると、確かにそうでした。加えて、DVを受けているときには、性行為の強要も当然あります。断ると殴られるかもしれないから受け入れる他なく、1度目の警察沙汰以降は、より強要度が増した印象でした。排卵日など関係なく常に避妊具の使用はナシ。私はたまたま妊娠しなかっただけで、望まれない妊娠は少なくないように思います」

 彼女はDVの過酷さが一般的に理解されにくいことにも触れて、

「私の場合、猫にエサをやりに行く猶予を与えられていたのだから、そのスキに逃げればいいじゃないかという指摘を受けたことがありましたが、暴力は一瞬で人を洗脳してしまうもので、逃げるという発想にはなりづらいものです。私はまだ洗脳前だったことが不幸中の幸いでした。一番問題なのは、DVを受けているのにその事実に気づいていない人がかなりいるという点です。洗脳されている時は“自分が悪い”という思考回路になりがちですから。私はその後、女性からDVを受けている男性に接したことがありますが、洗脳を解くのに1年かかりました。DVはそれくらい大変な問題だということに少しでも気付いていただけたら嬉しいです」

デイリー新潮取材班

2021年6月17日掲載

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