失明の危機も…急増する加齢黄斑変性の早期発見法 初期症状、検査方法は?

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 白内障や緑内障ほど知られていないが、高齢化に伴い患者数が急増しているのが加齢黄斑変性だ。欧米で中途失明原因第1位の「目のアルツハイマー」と呼ばれるこの病は、日本の中高年にとっても新たな健康危機。注意すべき初期症状と最新の検査・治療法に迫る。

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 新谷孝治さん(71)=仮名=はもともと若い頃から遠視で、左右の視力は共に1・0あった。だが、40代後半から老眼が進行して手元が見えづらくなり、普段から老眼鏡をかけるようになる。左目に違和感を覚え始めたのは3年前、68歳のときだったという。...

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