小室圭さんが釈明会見を開いても…国民が納得するものにはならないと言われるワケ

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新聞・テレビの質問は?

 毎日新聞と産経新聞は5月25日、小室圭さん(29)がアメリカのフォーダム大ロースクールを卒業したと朝刊で報じた。これが一つの区切りとして受け止められ、「帰国して会見を開くべきだ」という世論が高まっている。

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 秋篠宮ご夫妻の長女、眞子さま(29)の婚約内定相手として、小室さんは相応しい男性なのか、と世間は懐疑的に見ている。何しろ雑誌のアンケート調査では、9割が結婚に反対という結果も出てしまうほどだ。

 秋篠宮さま(55)は国民が納得しない限り、納采の儀は行わないとの考えを示されている。そのためには小室さんが会見に出席し、自分自身の言葉で説明することが求められているわけだ。

 小室さんの何が問題なのか、改めて表にまとめてみた。

 現時点で会見が開かれるかどうかは全く分かっていない。だが、実際に開かれたとしても、国民が納得するような結果にはならない可能性が指摘されている。

「小室さんの問題は常に雑誌メディアが報道を行い、各誌がスクープを報じてきました。一方、記者クラブに加盟している新聞やテレビは、400万円の金銭トラブルこそ後追いで報じましたが、その他の疑惑については無視しています。たとえ小室さんの会見が実現したとしても、宮内庁クラブに加盟する記者しか出席できないのなら、厳しい質問が飛ぶ可能性は低いと言わざるを得ません」(担当記者)

厳しい質問は不可能

 記者クラブに加盟すると、様々な便宜を得られる。だが、その代わりに、役所の顔色を伺うことになる。宮内庁担当の記者なら、宮内庁のメンツを潰すようなことはできない。小室さんに厳しい質問を投げかけると、宮内庁はどう受け止めるか──。

 記者クラブと役所の関係は、東京新聞の望月衣塑子記者(46)と、官房長官だった菅義偉首相(72)が“対立”したことで一般の人にも知られるようになった。

「新聞やテレビの記者は優等生です。金銭トラブルの問題は質問するでしょうが、後は触れないと思います。小室さんも、例の“小室文書”に書かれた内容を説明するだけでしょう。結局、国民が納得するような質疑応答は行われないと思います」(同・担当記者)

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏はテレビ朝日に在職中、宮内庁担当の記者だった。「実際に会見を開くにしても、面倒な事前折衝が必要でしょう」と指摘する。

「そもそも、どこで会見を開くかという問題があります。小室さんは納采の儀を終えていないので、まだ一介の民間人に過ぎません。皇族とは何の関係もない男性の記者会見を宮内庁が仕切り、記者クラブ加盟社の記者が取材するというのはおかしい、という声が上がっても不思議ではありません」

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