中国「ファンクラブ解禁」で日本の芸能界が注目する“大物中国人”にトラブル発覚

エンタメ 2021年6月10日掲載

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 コロナ禍で大きな打撃を受けている芸能界。コンサートが開催できないなど厳しい局面に立たされる中、芸能事務所がいま熱い視線を送っているのが、一昨年、ファンクラブ運営が解禁された中国だ。だが、かの国でのビジネスは簡単ではない。多くの事務所は、中国政府に大きなコネクションを持つ、ある「大物中国人」の動向を見守っていたという。だが、この人物がファンクラブビジネスを展開しようと組んだ日本のIT企業とトラブルを抱えてしまったため、話が宙に浮いてしまったという。

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日中外交のキーマン

 これまで、中国進出を希望する多くの日本人タレントたちが必ずと言って頼ってきた人物がいる。東京で「Zホールディングス株式会社」という会社を経営するS氏だ。同社は中国のSNS「微博」(ウェイボー)の日本総代理店。だが、S氏の影響力は、そんな表の肩書きだけでは説明し尽くせないという。

「彼は20代に来日してから、長らく日中外交で暗躍してきた人物です。政界とのつながりも深く、多くの大物政治家とも交流。一族には中国共産党の大物も多く、S氏に頼み込めば、習近平とも面会可能とさえ言われている」(日中関係に詳しい関係者)

 影響力は芸能界にも及び、

「中国で芸能活動をやろうとしたら、S氏を通さないと出来ないと言われてきた。18年に深センで行われた安室奈美恵の中国公演、19年上海で行われた平井堅の公演もS氏がすべて裏で動いて実現させてきたものです」(同)

 そんな大物中国人のもとに、いま芸能事務所が列をなしているという。理由は一昨年、中国で解禁となった「ファンクラブ」開設を睨んでのことだ。

「集会や結社が禁止されていた中国では、長らくファンクラブもご法度だった。しかし、近年、身分証明書番号記載による管理体制が整ったため、解禁に踏み切ったと言われています。すでに、昨年末、日本人タレント第一号として、ソニーミュージックの『乃木坂46』が上海の企業や日本のIT企業と組んで開設しています」(同)

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