入社2年目「女子アナ」、有望株ベスト3、3位フジ「渡邊」、2位テレ朝「安藤」、1位は ?

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1位はやっぱり…

 さて、最後は注目の第1位である。やはり父親が大物狂言師の野村萬斎ということで注目を集めているTBSの野村彩也子アナ(23)だろう。

 父親が大物芸能人の女子アナといえば、元・フジテレビの高橋真麻アナを真っ先に思い浮かべる。ただ、彼女の場合は入社後、しばらくはその事実を伏せていたのに対し、野村アナの場合は、最初から局を挙げて「父親はあの野村萬斎!!」と連呼していたのが印象的だった。これだけ超良血のサラブレッドなのだから、局側としても“人気女子アナに育てたい”のだろう。

 事実、昨年9月末に放送された「お笑いの日2020」でテレビデビューを果たすと、直後の秋の改編で一気に番組を任されている。「あさチャン!」と月~水の「ひるおび」でともに気象キャスターを、「ゴゴスマ-GOGO!Smile!-」では隔週水曜日にニュースコーナーを担当しているほか、「サンデージャポン」と「ぴったんこカン・カン」では不定期ながらロケリポーターとしても起用された。深夜では「真夜中のブランチ」と「イベントGO!」の総合司会に就任し、ラジオでも「エンタメ満載!ここだけの話」に出演……といった具合だ。

 さらにこの春からは「王様のブランチ」、「賞金奪い合いネタバトルソウドリ~SOUDORI~」、「KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン」の3番組で進行キャスターを担当するほか、「ラヴィット!」でも隔週のニュースキャスターを務めている。「今晩、Paraviれば」というミニ番組ではナビゲーターとナレーションを担当している。

 このほか「モニタリング」で心霊ドッキリに引っかかったり、「ぴったんこカン・カン」で親子競演を果たすなど、この番組数と露出度はもはや“売れっ子アナ”以外の何者でもない。ただ、それもある程度は予想できた活躍である。大学時代にファッション雑誌CanCamの読者モデルを務め、“ミス慶應SFCコンテスト2018”ではグランプリに輝いたそのルックスは透明感にあふれていてとてもキュートで、あどけなさも漂わせている。清楚系のアイドルグループの一員であっても全然おかしくないのだ。生放送中に無茶ぶりで子供のころに習っていたという狂言をさせられたのだが、完璧にこなすのではなくちょっと失敗するところが愛らしい。バラエティー対応能力も高いとみる。

 現在、TBSの女子アナ陣は若手がなかなか育っていない。江藤愛アナの奮闘が目立つが、彼女はそろそろベテランの域に差し掛かっている。そこに現れた“アイドルアナ”で“未来のエース”候補の野村アナには大きな期待を抱かずにはいられない。

 以上、ベスト3を選んでみた。残念ながら今回名前が出なかった面々も焦る必要はない。まだ入社2年目。これから経験をどんどん積んでいってほしいところである。

上杉純也

デイリー新潮取材班編集

2021年6月3日掲載

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