活動休止の深田恭子、ホリプロは杉本宏之氏との交際に当初、大反対していた

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「オーバーワークではない」という声も

 スポーツ紙のスクープから約1年半。今では深田のファンだったはずの杉本氏が結婚に消極的になっているとの見方もある。交際に反対されたことが原因なのか、それとも反対が的を射ており、杉本氏は深田との将来を真剣に考えていなかったのか。杉本氏はブログを書いており、ほぼ定期的に更新しているが、深田について書いたことはない。

 説明するまでもないが、結婚は両性の同意によってのみ成立する。深田と杉本氏がともに望むなら、周囲を気にせず婚姻届を出してしまえばいいはず。だが、そうもいかない事情があるという。

「『ホリプロタレントスカウトキャラバン』でグランプリを得た後、13歳からホリプロに所属している深田さんはこの件以外は会社に不満がなかった。会社とのトラブルはこれまでに一度としてありません。祝福されない結婚はしたくないでしょう」(前出・スタイリスト)

 オーバーワークがストレスの理由と見る声も上がっている。だが、別の芸能事務所社員は「仕事量は決して多くない」と言い切る。

「昨年の深田さんの連続ドラマは『ルパンの娘』シーズン2の1本だけ。直後から今年10月に公開されるこのドラマの映画版を撮影し、CMの仕事やアニメ映画『それいけ!アンパンマン ふわふわフワリーと雲の国』の声優もこなしたとはいえ、体を壊すほどの仕事量とは思えない。役者にとってストレスが溜まりやすいのは仕事がない時のほうです」(芸能事務所社員)

 また「ルパンの娘」はそう大きな負担にならなかったと見ている。

「シーズン2だし、映画もスペシャル版のようなものなので、一から役作りをせずに済みますから」(同・芸能事務所社員)

 もっとも、7月期のドラマ「推しの王子様」(フジ)を降板することになった件については強く疑問を呈する。

「撮影直前の降板。今になって体調を崩し始めたのは昨年春ごろだと説明されていますが、それならホリプロはどうして早く降板を決められなかったのでしょう。深田さんと会社側の意思疎通がうまくいってないんじゃないですか」(同)

 代役に決まったのは比嘉愛未(34)。2007年度上期のNHK連続テレビ小説「どんど晴れ」のヒロインだ。演技のうまさに定評があり、それが決め手になったのだろう。撮影開始は6月初旬。もう時間がない。下手な女優を起用したら、放送に穴が空きかねなかった。

 気になるのは深田の復帰時期。活動休止は当面の間とされているが、適応障害を治すためには、まず十分な休養が必要。その上で、自分をその環境に適応させるか、あるいは環境を自分に適応させなくてはならない。短期間では済みそうにない。

 適切な治療が行われれば3カ月以内で症状が改善されるというのが通説であるものの、仕事に戻れるまでの期間は人それぞれ。復帰時期は見通しが立っていないという表現が妥当だろう。

 となると、10月に公開される映画版「ルパンの娘」のPRや舞台挨拶が出来るかどうか微妙だ。

 もちろん、そんなことより健康の回復に努めるべきである。

山本継男/ライター

デイリー新潮取材班編集

2021年6月1日掲載

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