ジャスティン・ビーバー旭日ジャケット批判 「日本政府とメディアが彼を利用して旭日旗の広報を展開」報道のフェイク度

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隠れ日本ファンは意外と多い

 もちろん、ドラマに特化したアプリもある。アプリ提供企業は日本の放送局から番組を購入し、利用者は韓国スポンサーの広告を視聴することでそのコンテンツを無料視聴できる。

 例えば“日本TVライブ”というアプリだと、月3,000円程度で日本の番組が視聴できる。しかも録画機能付きだ。

 他方、NAVERという韓国のインターネット上で日本の番組名や映画名を検索すれば、人気番組は大抵視聴、ダウンロード可能だ。字幕付きのドラマや映画もよくアップロードされている。

 また、NAVERの検索欄に“일본방송(=日本放送)실시간(=リアルタイム)”と入力すれば、無料視聴できる個人ブログのリンクが沢山紹介されている。

 こちらは、完全なリアルタイム放送ではなく数分遅れて映像が入ってくるようだが、なにしろ無料なのだ。

 韓国人はみな“日本製品不買運動”で反日感情をむき出しにしているように映るかもしれないが、隠れ日本ファンは意外と多い。

 高校や大学の第二外国語で日本語を選択できる学校が多いことを考慮しても、日本に興味を持つ韓国人は少なくない。

 もちろん、そういった日本びいきを快く思わない人たちもたくさんいて、日本絡みのいわばヘイト・ニュースが絶えない理由はまさにそこにあるのだろう。

羽田真代(はだ・まよ)
同志社大学卒業後、日本企業にて4年間勤務。2014年に単身韓国・ソウルに渡り、日本と韓国の情勢について研究。韓国企業で勤務する傍ら、執筆活動を行っている。

デイリー新潮取材班編集

2021年4月22日掲載

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