「滝川クリステル」MC番組が絶不調 モノマネ芸人にみる彼女の人気の変遷

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鼻白む国民

 バラエティ番組の「教えてもらう前と後」(毎日放送制作・TBS系列)は、滝川クリステル(43)がMCを務め、レギュラーの博多華丸(51)と博多大吉(50)が脇を固めている。

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 2017年10月からスタート、当初は火曜の午後7時から放送されていた。それが今年4月から月曜の午後10時へ“お引っ越し”した。

 放送時間を変更しただけでなく、内容もリニューアルした。

「ご当地パン」や「太らない夜食」というテーマを設定し、視聴者に役立つ情報を届けるという骨子は変わらない。

 以前は、その道の専門家が登場して解説していた。それが4月からは「その分野が好きな100人」が登場し、思いの丈を語るという内容になったのだ。

 引っ越しとリニューアルの効果はどうだったのか、ライバル民放キー局で、バラエティ番組の制作に携わるスタッフが言う。

「かなり苦戦しています。4月5日の平均視聴率は3.3%でした(註:視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区、リアルタイム、世帯。以下同)。10%台の『報道ステーション』(テレビ朝日系列・平日・21:54)だけでなく、『ワールドビジネスサテライト(WBS)』(テレビ東京系列・月~木・22:00/金・23:00)にも敗れてしまいました」

 素人でも「3.3%」は低い数字だと感覚的に分かるが、テレビ業界の関係者にとっては、“論外”というレベルのようだ。

全盛期は00年代!?

「午後10時の番組で視聴率3.3%はあり得ません。朝の番組でも打ち切り必至の数字です。同じTBSの『グッとラック!』(2019~21年)は低視聴率のため打ち切られましたが、最終週の平均視聴率は3.5%でした」(同・スタッフ)

 どうやら「教えてもらう前と後」は、早くも赤信号が灯っているらしい。

「引っ越しやリニューアルというより、MCである滝川クリステルさんの人気が低下していることが大きな原因でしょう」(同・スタッフ)

 そもそも滝川は2000年、フジ・メディア・ホールディングスの子会社である共同テレビに新卒アナウンサーとして入社した。

「02年に『ニュースJAPAN』(1994~2015年)のキャスターを担当。斜め45度の姿勢でカメラ目線になる演出が話題となり、一気に人気アナとなりました。今から思えば、あれが滝川さんの全盛期だったのかもしれません」(同・スタッフ)

 滝川が人気者となった理由の1つに、「フジテレビのアナウンサー試験を落ちた」という経歴があったという。プロ野球で言う“育成枠出身”のようなサクセスストーリーを視聴者は注目した。

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