“有働超え”もあるか 鈴木奈穂子アナが「あさイチ」デビューでいきなり見せつけた実力

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“エリート”の道

 何しろ近江元アナの前任と言えば、井ノ原快彦(44)との名コンビで名を馳せた有働由美子アナだった。比べるのは気の毒かもしれない。

 一方、鈴木アナが「あさイチ」に出演するということは、NHKにとって“エース投入”を意味するようだ。

 定例会見でも放送総局長が「ニュースの最前線で培ってきた豊富な経験が番組を活性化してくれると思う」と期待を表明していた。

「鈴木さんは初任地の高松放送局時代から一部で注目されていました。そして東京に異動になってからは看板番組の『NHKニュースおはよう日本』(総合・平日・5:00)のキャスターに就任しました。

 その後も『ニュースウオッチ9』(総合・平日・21:00)や『NHKニュース7』(同・平日・19:00)など、NHKの報道番組、それも看板番組ばかり担当してきました。

 似た経歴を持つ女性アナウンサーとなると、桑子真帆アナ(33)や和久田麻由子アナ(32)がいます。鈴木さんはNHKの看板トップアナウンサーが通る道を順調に歩んでいる、まさにエリートなのです」(同・関係者)

不安を払拭

 鈴木アナは2012年、法政大学の在学中に知りあったTBSディレクターと結婚、19年3月に出産のため「NHKニュース7」を降板していた。

「2年ぶりの出演が、いきなり看板番組のMCです。バラエティ番組の経験も少なく、NHKでは不安視する声があったのも事実です。

 ところが蓋を開けてみれば、それも杞憂に終わりました。初日からベテランの博多華丸・大吉と堂々のトークを繰り広げ、番組の仕切りも見事でした」(同・関係者)

 初回のゲストは島崎和歌子(48)。視聴者からのメッセージを読んだだけとはいえ、いきなり島崎が出演した「オールスター感謝祭’21」(TBS系列)の話題を振った。

 NHKにしては、なかなかの“暴走”を披露。更にゴキブリという言葉に不快感を持つ視聴者もいることから、番組では「G」と呼称することを説明したにもかかわらず、島崎に「ゴキブリ」と言ってしまうミスにスタジオは盛り上がった。

「鈴木アナは気持ちのよいサバサバ系。ちょっと抜けたところもあって愛嬌があります。芸能界でいえば、まさに島崎和歌子さんと同じタイプでしょう。RIKACOさん[村上里佳子](55)を彷彿とさせるところもあります」(同・関係者)

 どうやら鈴木アナ、この1週間で実力だけでなく主婦層の人気者になる可能性を披露したようだ。

「彼女が1児の母親であるということも、『あさイチ』の視聴者層とはぴったり合うかもしれません。アナウンサーでありながらママタレの要素も兼ね備えたとなると、あの有働アナの人気を超える可能性もあると見ています」(同・関係者)

デイリー新潮取材班

2021年4月6日掲載

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