海老蔵の地震予知発言、専門家は「全部ウソ」 超能力の師匠はゲイバーのママ?
人類が挑んでは跳ね返されてきた「地震予知」の壁。軽々そこを突破し、見事、先の福島県沖地震の予知に成功した、と宣(のたま)うのが市川海老蔵(43)である。しかも更なる大地震発生の予感も口にしているのだ。
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地震予知の困難さは、広く知られている。
「10年前までは不可能と言われてましたけどね」
とは、東海大学海洋研究所の地震予知・火山津波研究部門長、長尾年恭教授。
「ただ、東日本大震災の際、その40分前から震源地上空の電離層に電子密度の異常が起きていたことが確認され、他の大地震についても調査すると100%、同じ前兆現象が起こっていた。で、ようやく原理的には予知が可能ということがわかったのですが、とはいえ、今の段階では異常の確認・判断方法も確立されていません。またできたとしても揺れの数十分前です。予知はようやくスタート地点についたばかりなのです」
しかし、こうした研究者たちの遥かに先を行くのが、我らが海老蔵だ。
2月13日に突如、「なんとなくだけど、地震きて欲しくないなーとふと思う」とツイート。すると何とその10時間後、福島県沖で震度6強の大地震が発生した。
予知が的中、との盛り上がりを受けて翌日、ご本人はYouTubeの自身のチャンネルを更新し、「災害のサインを感じる人なだけです」「特別じゃない」と得意気。そして、「今年は何かいろいろありそうな気がする」と更なる地震の発生まで予言し、「すげー気になっている日がある」「それは5月」「仕事キャンセルして休もうとしている」。
ゲイバーの師匠
繰り返しだが、地震予知は極めて困難だ。先の長尾教授はこう強調している。
「ですから、今地震を予知したと言っているのは、全部ウソです。つまり、そう言っている人は、詐欺師でなければ予言者か超能力者でしょう」
日本では地震予知連絡会を中心に毎年、予算を250億円以上もかけて研究に勤しんでいるのに、それを超えるのが海老蔵なのだ。過去にも震度4や5の地震を予知したことがあるというから、政府会議を超越する彼はきっと予言者。そんな男がなぜ半グレに灰皿テキーラを飲ませれば返り討ちにあうという程度のことを“予知”できなかったかは疑問が残るが。
成田屋に、深遠なる予知の秘訣を尋ねてみたが回答はなし。代わりに、
「実は彼には“師匠”がいるんです」
と教えてくれるのは、さる芸能デスク。
「彼の行きつけの渋谷のゲイバーのママです。海老蔵だけでなく芸能人も数多く訪れる店ですが、占いにも凝っていて、過去に大地震を当てたと吹聴している。お金を払えば運命を占ってもらうこともできますよ」
このデスク氏、かつて占いを頼んだこともあるが、
「じっと手を握られるだけで少しも当たらなかった」
芸人の「ぐっさん」似と言われるそのママに「弟子」の予言について聞くと、
「海老蔵が来てる? それはちょっと。当たる秘訣? 彼はもともとそういうの興味持っているんですよ」
このところオンラインサロンやYouTubeなど、副業にご熱心な海老蔵。これからは予知も新たな“サイドビジネス”に加わりそうだ。