元嘉風「妻」が長女暴行で逮捕 ママ友の美容整形をバラしトラブルにもなっていた

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 週刊新潮は2月10日発売号で、元関脇・嘉風(39)の妻による我が子への虐待行為を報じた。このたび警視庁は、その嘉風の妻(42)を虐待の疑いで逮捕。彼女をめぐっては、ママ友との間で別の“事件”も浮上している。被害者側は弁護士を立てる事態に発展していた――。

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 元・嘉風こと中村親方は、現在、妻である容疑者と離婚調停中。昨年12月発売の週刊新潮では、調停中にもかかわらず「婚活パーティー」に参加する容疑者の問題行動を報じてもいる。

 そんな彼女とトラブルになっているのが、インスタグラマー・モデルとして活動する30代のある女性だ。彼女は5年ほど前まで、嘉風一家と同じ東京都内のマンションで暮らしており、娘と嘉風家の長女が同じ幼稚園だった縁から、容疑者と“ママ友”の関係になったという。

 ところが現在、その関係はこじれてしまっているようだ。2人をよく知る関係者は、次のように証言する。

「嘉風さんと奥さんは2019年から別居していますが、ママ友の女性は自分がシングルマザーであることもあって、奥さんの結婚生活の相談に乗ってあげていたようです。タレント活動をしている方ですから、元生花デザイナーでもある奥さんとは、華やかな世界の住民同士で、意気投合したのだと思います。その後、女性の方は引っ越してマンションを出ていきましたが、奥さんと交流はつづいていたと聞いていました」

 この関係者は、つい最近、ママ友の女性と話す機会があったという。すると女性は「子供たちは実家に避難させているの」「私はここ一カ月ほどホテル暮らしをしている」と打ち明け話を始めたのだという。

「理由をきくと『昨年末ごろから、奥さんに個人情報をバラされてしまっている。ネット上のどこでどう出回っているのか分からないから』だそう。何でも、彼女が通った病院の問診票が、流出しているというんです。そこには彼女の住所や電話番号のほか、過去の美容整形歴もふくまれているそうで、もしそれが世間に知られれば、これまでのようには活動も続けられないと、困り果てていました。個人情報の特定につながりそうな写真はインスタから消し、更新もできない状態になっているそうです」

不安障害を発症

 なぜ、容疑者がママ友の個人情報を入手することができたのか。舞台となったのは、東京・中央区にある美容クリニックだった。

 ママ友が関係者に解説したところによれば――このクリニックと容疑者はかねてより懇意にしており、これまで何人もの知り合いが、彼女を通じて足を運んだことがあった。このママ友の女性も容疑者の紹介を受け、昨年12月にこのクリニックを訪問。その際に受けたのはスキンケアだったが、施術にあたって、過去の美容整形歴を記入した。それをクリニックの看護師が撮影し、容疑者に送付、不特定多数に流出するに至ったという経緯のようだ。

 インスタグラム上には、同クリニックの「ナース」を名乗るアカウントが存在する。PR目的なのだろう、そこには〈ご来院くださいました〉とのコメントと共に、有名女優や歌手モデルらとのツーショットがいくつも投稿されている。現在は削除されているが、投稿のなかには、容疑者の紹介を受けたママ友の女性が同院を訪れた旨の報告もあった。容疑者がママ友の女性を紹介したのも、本来はPRのためだったと目される。

「ママ友がクリニックを訪れたタイミングで、嘉風さんの奥さんにまつわる週刊誌報道がありました。どうやら奥さんは、報道の情報源が、このママ友だと思っているみたいなんです。その“仕返し”として、彼女の個人情報を知り合いの間に流出させているとか。ママ友本人にそれを知らせた人がいて、本人は事態を知ったようです」

 ママ友本人に取材を申し込むと、“流出”は事実と認めつつも、

「個人情報が出回って以降、不安障害を発症してしまい、通院中です。そっとしておいてください……」

 代わって女性の弁護士が次のように答えた。

「嘉風氏の妻は依頼者(※ママ友の女性)の個人情報を流出させる際、“つぶそっかなっておもってる”と、依頼者に対する攻撃的な発言をしていることを確認しています。警察からは避難を勧められており、住民票等の非開示請求措置がとられました。現在、引っ越しを検討しています。美容整形手術歴を含めた個人情報が流出したことで、タレント活動にも大きな支障をきたしています」

 流出元となったクリニックには、損害賠償をふくめた対応を求める内容証明を12月末に送付したという。当のクリニックに取材を申し込むと、代理人弁護士は事実関係をおおむね認めたうえで〈解決を模索させていただいているところ〉と答える。

〈お客様の個人情報の一部を、ご紹介元であるお客様の申し出に応じて提供してしまったことは事実であり、被害に遭われたお客様及び当院を信頼してご来院くださっているお客様の皆様に、深くお詫び申し上げます。当該従業員については、当院就業規則に基づいた懲戒処分を行いました〉(回答書より一部抜粋)

 一方、逮捕前の容疑者に取材を申し込むも、回答は得られなかった。

デイリー新潮取材班

2021年3月23日掲載

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