伝説のセクシー女優「松本まりな」がラウンジママに コロナ禍でも駆けつける客とは

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デビュー時にはまだ生まれていなかった客も……

 わざわざ新潟から新幹線に乗って駆けつけてくれる往年のファンもいたという。

「たまにですが、私がデビューした時にまだ生まれていなかったような若いお客さんもいらっしゃいます。みなさん、ご挨拶する時は同じ文句で、『お世話になりました』。でも、そう言われるのが素直に嬉しくて」

 デビューした頃、世間から向けられた視線は厳しかったと振り返る。

「あの頃は、今よりも冷たく見られる時代でした。成人式で地元に帰ったら、“あの子、来たよ”って一斉に視線を感じたのをよく覚えています。けど、私は借金があったわけでもなく、楽しそうって自らこの世界に飛び込んだので、まったく気にしなかった。一度引退した後も、どんどん巨大化し、細分化していく業界に興味を持って見ていたのです」

 そして、子供が中学に進学した機に一念発起して、再デビューした。

「シングルマザーだったので、生活のためでもありました。復活後は慣れるまで大変でしたね。実は昔のお仕事は、前貼りアリの本番ナシ。全部お芝居だったんです。ただ、戻ってきたらそんなものは通用しない時代になっていた。しかも、朝から晩まで1日で4本を撮り貯めするような、ガテン系の仕事で……。さすがに体力の限界で、50歳で引退しましたが、9年間も続けられたのはやっぱりこの仕事が好きだったから」

 セクシー女優として生きてきた人生に悔いはないという。

「世の中に必要なお仕事だって思うんです。性犯罪を抑止するのにも不可欠だと思うし、そもそも男性の営みに欠かせない存在でしょう。こうしてお店を開いたら、ファンが『お世話になりました』って喜んで会いに来てくださる。これからもエンターテイナーとして頑張ろうって気持ちになりますね」

 店のコンセプトは、気軽にセクシー女優に会いに行ける店。値段は良心的だと訴える。

「飲み放題付きのセットメニューを、昼飲みは2時間1万5000円、通常は1時間1万円でやらせていただいています。こういう飲み屋にしては安いでしょ。コロナが落ち着いたら、セクシー女優仲間を呼んで、イベントもしたいと思っています。今まで応援してくれたファンの方々に恩返ししたいという気持ちで頑張りますので、どうぞよろしくお願いします」

デイリー新潮取材班

2021年3月15日掲載

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