63歳「クリス・ペプラー」が語る、還暦超えでパパになれた理由 「元気の源は血筋かも」

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「娘が生まれたのは昨年7月。本来なら東京五輪の開催時期と重なっていたので“オリンピックベビー”になるはずが、コロナウイルスの感染拡大で“パンデミックベビー”になっちゃった。“目に入れても痛くない”と言いますが、仕事で外出しても、とにかく早く家に帰りたくなりますね」

 と、父親になった喜びを語るのはタレントのクリス・ペプラー(63)。30年以上にわたってFMラジオ・J-WAVEの人気音楽番組「TOKIO HOT 100」のナビゲーターを務めるほか、テレビ番組やCMなどのナレーターとしても活躍中だ。

「周囲には僕の子どもというより孫に見えるのか、ある友人から“ひと世代飛び越えたよね”なんて冷やかされたこともありますよ。でも、今年78歳になるロックスターのミック・ジャガーは73歳の時に8人目の子を授かりました。それを思えば、ずっとロック少年だった僕が62歳で父親になったのも、あくまで自然なことなんだと。還暦を過ぎてから子どもを持つなんて、以前なら想像すらできませんでしたが、いまはベストのタイミングだったと思っています」

バイタリティーの源泉

 独身生活が長く、タレントの君嶋ゆかり(41)と結婚したのは48歳の時。いまから15年前のことだ。

「自分の面倒すら見られないのに家庭を持つなんて……という意識があったのかもしれません。ようやく結婚し、しばらくは二人で楽しく過ごしていたんですが、50代後半に入った頃から急に子どもが好きになっちゃって。街中で小さいお子さんを見かけると“ああ、可愛いな”とか、時には“羨ましいな”とまで思うようになった。で、“だったら自分でも作らないと”と思い立ったワケです」

 夫婦で専門医に相談したこともあったそうだが、

「結果的に医学の進歩のお世話にはならず、妻と“なかなかできないねぇ”なんて言いながら病院でアドバイスを受けていたら自然に授かることができました」

 すでに還暦から1年近くが過ぎていたものの、

「幸いというのかな(笑)、当時もいまも、精神的にも肉体的にも衰えを感じることはないんですよ。僕は40代に入ってからトレーニングで身体を鍛えているので、その影響もあるのかもしれませんけど」

 と、少々照れながら、驚異的な若さに関する独自の理論を披露してくれた。

「僕が父親はアメリカ人、母親は日本人という家庭に生まれたからかもしれませんね(笑)。同じような生まれの友人たちも同様で、“いつまでも元気に人生を楽しみたいよね”なんて笑いながら話していますよ」

 バイタリティーの源泉は、自身の血筋にあると考えているそうで、

「もちろん、科学的な根拠の有無は分かりません。それでも、彼らと集まると“遠いところの遺伝子同士がくっつき合うことに理由があるのかも”なんて、割と真面目な議論になることもあるんです。以前に“植物の世界では交配する遺伝子同士が遠ければ遠いほど繁殖力が増す”と聞いたことがありますから、人間が対象のこの“ハーフ理論”も、まったくの的外れではないと思うんですよ」

 そこで2人目以降のご予定を伺うと、

「僕も弟や妹と育ったので、兄弟がいた方がいいかとは思っていて。こればかりは授かりものですが……」

 次なる慶事も案外近い?

週刊新潮 2021年3月4日号掲載

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