新型コロナ「特措法・感染症法」改正を骨抜きにする「国の不作為」 医療崩壊(46)

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   新型コロナウイルス(以下コロナ)の流行が続く中、新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)と感染症法、検疫法の改正が行われた。緊急事態宣言の前段階として「まん延防止等重点措置」が設けられたことほか、改正内容の概説は他に譲る。

   本稿では法改正の背後で相変わらず続いている、国の責任放棄というテーマを中心に考えたい。

最終判断は知事任せ

   まずは改正特措法だ。

   都道府県知事が事業者に休業や営業時間短縮を要請した際、正当な理由なく応じない場合には命令し、従わない事業者に罰則を科せるようにすること。...

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