加古川中2「いじめ自殺」、証拠隠滅の顧問が「妻への暴行」で逮捕されていた!

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「いじめメモ」をシュレッダーで破棄

 2016年、兵庫県加古川市で、当時中学2年生の女子生徒がいじめを苦に自殺した。この問題をめぐっては、いじめの存在を示すメモが、部活動の顧問らによって破棄されていたことが明らかになっている。証拠隠滅をはかったこの顧問は、さらに妻への暴行で逮捕されてもいた。

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 昨年9月、女子生徒の遺族は加古川市を相手取り約7700万円の損害賠償を求めて提訴した、と報じられている。

 剣道部に所属していた女子生徒へのいじめが始まったとされるのは、2015年の夏ごろである。11月、“部活をやめたい”と泣きながら娘に相談された両親は、顧問に相談。それを受け、女子部員全員にアンケートが行われることになったという。

 ところが、顧問が下した結論は“いじめはなかった”。さらには後日、顧問は年下の副顧問に指示をし、回収したアンケートのメモをシュレッダーにかけさせていた。

 16年夏ごろから彼女は“死にたい”とはっきり口にするようになり、部活内での仲間外れも依然として続いていたが、顧問はこれも放置。そして同年の9月に、悲劇は起きたのである。

 自殺の調査を担当する第三者委員会に対しては「メモを“紛失した”と答えている」(社会部記者)というこの顧問には、実はまだほかにも“隠したい事実”がある。

「答える必要ありますか?」

 加古川市関係者が証言する。

「19年2月、暴行で加古川署に逮捕されているのです。女子生徒の自殺で兵庫県教委から厳重注意処分を受けた3カ月後のことでした。夕方、加古川市内のドラッグストア駐車場で、妻の肩をわし掴みにして前後に揺さぶったのです。110番通報したのは、乳児を抱いていた妻でした」

 驚くべきは、逮捕後、学校を移りはしたものの、今も教鞭をとっているということだ。愛娘を失った遺族の悲しみの陰で、証拠隠滅の“首謀者”は平穏な教員生活を続けている――。

 当の顧問に女子生徒の自殺やメモの破棄について聞くと、

「お答えできないんです。市の教育委員会を通してってことで」

 暴行で逮捕された件については、

「それって、答える必要ありますか? 答える必要ありますかね。プライべートなことなので、答える必要ないですよね」

 とコメントを拒否。1月28日発売の週刊新潮では、顧問が逮捕された一部始終と併せていじめ自殺問題の全容について報じる。

週刊新潮 2021年2月4日号掲載

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