事件現場清掃人は見た 母娘無理心中で今も忘れられないブランド品“1000万円の山”

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ケンカが絶えなかった

 娘の両親は、元々農業を営んでいたという。

「畑など、土地を所有していたようですが、娘がブランド品を買い漁るので、土地を手放した可能性がありますね。普段からケンカも絶えなかったそうです」

 ブランドを買い漁る娘のせいで家計も苦しくなり、母娘は無理心中を図ったようだ。

 残ったブランド品はどうなったのか。

「妹さんが処分したいと言うので、私がすべて買い取りました。実を言うと、遺族が引き取らないブランド品を買い取ることはたまにあります。事故現場の家を買い取って、転売したこともあります」

 内閣府によると、15歳から64歳までのひきこもりの数は115万人にものぼる。うち、半数以上が40歳以上という。長期間のひきこもりで、今回のような凄惨な事件が起こる可能性もあるのだ。

週刊新潮WEB取材班

2021年1月12日掲載

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